レーザーレーダ

大規模空間での非接触三次元測定を実現し、作業精度とスピード向上に貢献

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測定対象物に照射したレーザーのごくわずかな反射光を検出し、航空機や自動車、風力発電のブレードなど、大規模構造の部品を測定できるのがレーザーレーダ「APDIS(アプディス)MV430/430E, MV450/450E」です。MV450/450Eは最大50メートル離れた場所にある対象物を、非接触三次元(誤差0.5mm)で自動測定します。航空機分野では、胴体やエンジン吸気口、翼の形状のチェックなどに利用されています。

また、自動車分野では、ボディの微少な傷やゆがみなどを塗装前に修正するための検査などに利用されています。

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上下駆動機構と組み合わせてのドアパネル計測
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ロボット+走行軸と組み合わせての車体計測

優れた精度

APDIS(アプディス)MV430/430Eは大きな体積をもつ対象物を、17um(距離0.5m時)から313um(距離30m時)の正確度で3D検査します。

マーカーレス&非接触で高速測定

APDISは、レーザー反射技術により、対象物にマーカーやターゲットなどを付ける必要がありません。検査速度は、最大2000ポイント/秒。ミラーを通して正確に測定するため、丸くなっている角の確認や外から見えない形状の測定が可能です。

さまざまな測定面に柔軟に対応

APDISは、反射されたレーザービームの10億分の1でも捕捉できれば測定が可能です。このため、反射率の高い素材やあらゆる色の表面はもちろん、斜めから入射する暗い反射光でもスキャンできます。高いSN比により、複合材料や金属、反射率の高い塗装面でも、再現性に優れた範囲測定が可能です。非接触測定技術により、高温や軟質、デリケートな表面の測定にも最適です。

  1. 信号(Signal)と雑音(Noise)の比率。大きいほど雑音が少ない。