Highlight

写真を愛する人々と
コンテストで語り合い、文化を創る

ニコンは、世界中の写真を愛する人々と共に、
さらに豊かな映像文化を創り上げたいという想いで、
50年にわたり世界規模のフォトコンテストを主催しています。


映像文化の発展に貢献するために

「The Falling Kiss」Chip Maury
第1回コンテスト入賞受賞作品

「敬老院里的婚礼」Yao Fang Cai
2000-2001グランプリ受賞作品

「Ayimpoka」Sara De Antonio Feu
2018-2019グランプリ受賞作品

ニコンは、「世界中の写真愛好家が、プロフェッショナルとアマチュアの枠を超えて交流できる場を提供し、写真文化の発展に貢献すること」を目的に、1969年に「ニコン フォトコンテスト インターナショナル」を創始しました。2012年には歴史あるコンテストを現代の手法や文脈に適合させ「ニコンフォトコンテスト」に改称、50年の歴史を積み重ねる中で、国籍や年齢、性別を問わないことはもちろん、機材もジャンルも問わない、誰もが参加できるコンテストを運営してきました。過去には水中写真部門や1/4000秒特別部門、また近年では動画部門を設置するなど、映像の表現や楽しみ方を広げ、より身近なものにする取り組みを続けてきました。

これまでの参加者は170の国と地域から累計で44万人以上。作品応募数は約171万点以上にのぼります。ニコンの想いが込められたコンテストは、現在、世界中の写真愛好家に広く支持される場となっています。

「ニコンフォトコンテスト 2018-2019」展示会の様子

これまでに刊行されたニコンカレンダーと写真集。各回の受賞作品が収められています。

映像は、世界中の人々が通じ合える共通言語であり、家族関係や社会問題、文化の多様性など、様々な物語を人々に伝えることで、言葉の壁を越えて、受け手の考え方にまで影響を与える力を持っていると私たちは考えています。コンテストを通じて、物語を語るフォトグラファーや映像作家を支えることで映像文化の発展に貢献し、さらにはその物語の受け手を巻き込み、よりサステナブルな未来に繋がるコミュニティを育むことをめざしています。

審査中の風景

コンテストが、未来における
映像の役割を問いかける

コンテストは、評価も多様な視点からとなるよう、9の国と地域より12人が審査員となっています。「ニコンフォトコンテスト2018-2019」審査員長のネヴィル氏、審査員のジル氏、キャロル氏に、コンテストの意義、そして今後の映像文化のあり方について伺いました。

「このコンテストは多くの問いを投げかけます。そのひとつが、未来における映像の役割とはなにかです。」

「映像の存在感は、私たちの生活のなかで増しています。人びとがイメージでコミュニケーションをとれる世界になったのです。映像という世界言語は、今後さらに重要性を増し、人や社会のあり方に影響を及ぼしていくことでしょう。」

審査員長 ネヴィル・ブロディ氏

「今後、デジタル技術がさらに発展すれば、映像の役割はより多様になっていくかもしれません。」

「けれども、『その時代を伝える』ことこそが映像の基本的な役割である点は、ずっと変わらないと思います。映像とは、現代の人たちが過去を、あるいは未来の人たちが現代を、 回顧するためのひとつの手段なのです。」

審査員 ジル・フルマノスキ氏

「さまざまな国籍や背景をもつ審査員たちが、応募作品と向き合います。ひとつの映像をめぐっても多様な見方があることを知ることができ、本当にわくわくします。」

「人々のもつ人生経験の多様性が、映像の見方、それに映像の撮り方にも反映されるのでしょう。審査をする私自身も、作品から多くの学びを得ています。」

審査員 キャロル・グジー氏

変わりゆく映像技術、変わらぬ理念

当初より、主催型のコンテストとして、ニコン社員が企画・運営まで深く関わっています。
コンテストにかける想いを、携わった社員たちからお伝えします。

映像事業部 新藤俊徳氏

「コンテストという形で、映像文化に貢献する活動を半世紀続けていることを誇りに思います。」

「映像をめぐる技術も、映像そのものも、時代ごとに変化していくもの。今後も、その時代における映像のあり方を考えながら、時代変化に柔軟に対応していくことは重要です。一方で、コンテストの理念は50年間変わっていません。映像が『世界共通の言語』であることを念頭に、世界中の参加者が毎回の設定テーマを通じて語り合えるような場を、これからも提供しつづけていきたいと思います。」

「写真、動画を撮影する人は確実に増えてきています。コンテストの開催を通して、映像を撮る人の輪を広げていくことの一翼を担えればという思いで取り組んでいます。」

映像事業部 井出由佳氏

「ニコンフォトコンテストには、芸術性の高い作品を残そうとする方から、日常の一コマを撮ろうとする方まで、 世界中のさまざまな方の多様性に富んだ作品が集まります。私たちは単に撮影スキルの高さや作品単体の出来栄えだけでなく、映像の背景にある物語も大切にしています。」

「コンテストの運営においては、海外拠点スタッフと連携し、審査員の選定から審査会の実施まで一緒に取り組んでいます。また、審査員は勿論、受賞者との繋がりも大切にし、コンテスト終了後も交流を続けています。ニコン自身が主催するコンテストだからこそできることだと思っています。」

「過去の受賞者たちから、現在の活躍の様子や展示会の予定について報告を受ける機会があります。このコンテストが、フォトグラファーがグローバルに活躍するためのきっかけを作る場にもなっているのだと感じます。」


1967年、「ニコンフォトコンテストインターナショナル」として第一回開催。1983年、「1/4000秒特別部門」を設置。1989年、「水中写真部門」を設置。1994年、部門ごとにテーマを設定。2008年、「ヤングフォトグラファー賞」を設定。(2016年から若い才能の発掘を目的にした賞をNext Generation部門に改称)2012年、「ニコンフォトコンテスト」に改称。2014年、「応募者が選ぶグランプリ」を設置。

1967年、「ニコンフォトコンテストインターナショナル」として第一回開催。1983年、「1/4000秒特別部門」を設置。1989年、「水中写真部門」を設置。1994年、部門ごとにテーマを設定。2008年、「ヤングフォトグラファー賞」を設定。(2016年から若い才能の発掘を目的にした賞をNext Generation部門に改称)2012年、「ニコンフォトコンテスト」に改称。2014年、「応募者が選ぶグランプリ」を設置。

ニコンフォトコンテストの変遷


Outlook

コミュニティを育む活動を、
よりグローバルに

コンテストを通じて、ニコンはこれからも、人々の考え方に影響を与えるような物語を伝えるフォトグラファーや映像作家たちをサポートしていきます。また、その物語を受け取るコミュニティを育むことにも力をいれています。その一環として、国内外での展示会の開催の他、日本では今回、歴代受賞作品の街頭展示を行いました。よりグローバルに、より多様に、映像文化のコミュニティを広げていきます。

これからも、国内外拠点のグループ一丸となって、映像文化の発展に貢献していきます。

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