リスクマネジメントの強化

重要と考える理由

リスクをきちんと把握して、その影響を最小化するため事前に対策を講じるリスクマネジメントは、ITやAIといった技術の進歩、経済のグローバル化、気候変動といった環境問題など、企業を取り巻くリスクが多様化する中で、その重要性がますます高まっています。
また現在も継続中である新型コロナウイルス感染症拡大のようなパンデミックや、首都直下地震や南海トラフ巨大地震のような大規模災害に備えて、事前に必要な準備や手配をしておくことが、被害の防止やリスクの軽減につながります。
中長期的な視点で、変化するさまざまなリスクを把握して、経済・環境・社会といった分野で生じる影響を考慮して、対策を講じていくことは、ひいては企業の持続的な成長へとつながります。

コミットメント

企業をとりまくリスクは、急速なテクノロジーの進化やグローバルでの社会・経済情勢の変化などにより、多様化、複雑化しています。こうしたリスクに適切に対応できなければ、顧客や株主などのステークホルダーの信頼を失い、企業の存続にも関わるダメージを受けることにもなりかねません。実効性のあるリスクマネジメント体制の整備は、ますます重要になっています。
ニコングループでは、毎年リスクアセスメントを実施して、全社的な重要リスクの洗い出し、分析・評価を行い、対応状況を定期的にモニタリングしています。今後は、グループとしてのリスク対応の実効性をより高めるために、3つの防衛線(第1線:事業部門、第2線:本社管理部門、第3線:内部監査部門)の機能向上と相互連携の強化を重点的に図っていきます。また、経営環境や事業構造の変化を踏まえつつ、グローバルでのリスク対応力の強化を図るため、効率的かつ柔軟性の高いグループガバナンス体制の整備を進めていきます。

代表取締役 兼 専務執行役員 CRO、経営管理本部長 小田島 匠

2021年3月期の主な取り組み・成果

リスクマネジメントの新たな分科会設置

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ニコングループでは、経営に重大な影響を及ぼすリスクに対して適切に対応できるよう「リスク管理委員会」を設置しています。2020年10月、重大リスクに対してより効果的な対応を図るため、リスク管理委員会の傘下に関連の分科会を新設し、事業部門の改善施策実行について、本社管理部門がより機動的に支援、モニターできる体制を構築しました。また、リスク把握調査の結果などを総合的に勘案し、特定した重大なリスク事案に対し、この分科会を中心に関連部門が連携し、その対応や改善に取り組みました。


情報セキュリティ体制の構築

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ニコングループでは、高度な情報セキュリティ管理体制による個人情報の適切な管理を実現すべく、EU一般データ保護規則(GDPR)をはじめとした各国の個人情報保護法に遵法し、違反を未然に防ぐ体制の整備を進めています。
2021年3月期は、中国グループ会社では中国サイバーセキュリティ法だけでなく等級保護制度も含めた対応を行い、シンガポールでは文書整備等を進め、欧州グループ会社ではGDPR教育の継続と英国EU離脱に伴う個人情報越境移転適法化対応などを行いました。その結果、罰金を伴う違反事故はありませんでした。

サステナビリティ報告書

詳しくはサステナビリティ報告書をご覧ください。

安全保障輸出管理への取り組み

ニコンは国際社会と協調して輸出等の管理を行っています。

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