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ピックアップ

カーボンニュートラル実現に貢献する
「リブレット加工」

「リブレット(Riblet)」とは、サメ肌の微細な形状をモチーフにした生物模倣技術(バイオミメティクス)です。このリブレット形状を動く物体に付与することで、水や空気などに対する摩擦抵抗を低減させる効果が期待されていますが、その効果を最大限に発揮するためには、対象物ごとに最適な形状に加工する必要があります。ニコンは、高精度なレーザー加工技術により微細な三次元形状を正確に形成することを可能にしたほか、高度な光技術により金属、樹脂、繊維強化プラスチックなどさまざまな素材への加工も可能にしました。この技術を活用し、航空機の表面にリブレット加工を施す実証実験を航空会社2社と進めており、飛行中の空気との摩擦抵抗を減少させることで、燃費改善やCO₂排出量の削減が期待されています。

教育の可能性を広げる新しい映像技術
「ボリュメトリックビデオ」

「ボリュメトリックビデオ」とは、複数のカメラで撮影した画像データをもとに、空間の3Dデータを再構成する技術のこと。ただ再構成するだけではなく、後から視点を自由に動かしたり、制作するコンテンツに適したデータに変換したりすることができ、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)のコンテンツ制作に最適な技術として注目を集めています。
ニコンでは、学校や自治体、教育機関などと連携し、ボリュメトリックビデオを使った新しい教育ソリューションの実証実験を行っています。ボリュメトリックビデオを教育現場に活用することで、子どもたちにこれまでにない視覚情報や体験をもたらし、これにより発見力や感受性を育くんだり、学習意欲を向上させたりする効果が期待されています。

品質への意識と主体性を育む
「小集団活動」

ニコングループでは、従業員一人ひとりが高い意識を持ち、日々の業務改善に主体的に取り組むことが高い品質を確保するためには不可欠と考え、1979年から小集団活動を継続しています。また、従業員が相互に啓発を行う場として、各地域の優秀な活動グループが一堂に会する「ニコングループ選抜小集団活動発表会」を、社長出席のもと、毎年7月に開催し、事業部門の垣根を越えて好事例を水平展開しています。

2022年度の主な活動の実績

オープンイノベーションによる投資支援

ベンチャー18社、ベンチャーキャピタル13社

※2023年5月時点

お客様満足度

88.4%

調達パートナー向け品質管理システムアセスメント

84社実施