
再生医療分野の最先端で、装置全体の
システムをデザインできるやりがい。
ヘルスケア事業部
1995年入社
システム・構想設計
- 技術系
- ヘルスケア
- 新卒
- チーム一丸
再生医療分野の最先端で、装置全体の
システムをデザインできるやりがい。
iPS細胞による治療の実現化を目指して
顕微鏡などバイオサイエンス製品の開発部門で、システム全体の設計や、ユーザーの要望から製品の仕様検討する部署に所属しています。そのなかでわたしは、iPS細胞由来の細胞を使った、再生医療分野で使用する細胞培養観察装置を担当しています。世界初のiPS細胞由来細胞の臨床応用を目指している研究機関や企業など、最先端の研究者の方たちと仕事ができることや、実際のユーザーをイメージしながら装置全体のシステムをデザインできることにやりがいを感じています。

現場で得たユーザー視点の開発
入社後、大学や病院、研究所など先生や研究者の方たちが働く現場にいくことが多く、製品が使われる環境や背景を直接見聞きする機会に恵まれました。そこでは、仕様書に記載した機能や性能だけでは伝えきれない、さまざまな指摘や要望をいただくことが多いです。学生時代に学んだ論理的な思考法などが仕事の進め方のベースになっていますが、現場でいろいろ経験したおかげで、仕事では常にユーザー視点で開発を進めるようになりました。
iPS細胞市場への足がかり
細胞培養観察装置「BioStation CT」では、当初はソフトウェア設計の担当でした。この装置を、京都大学の山中伸弥教授の研究室に評価していただいた際、機能追加などが必要だということになり、わたしが担当者となりました。購入していただくには要望に迅速に対応する必要がありましたが、評価担当の先生からどんなことがやりたいかをお聞きし、短期間の改造でどう応えるかを開発メンバーで相談しながら対応しました。その結果、高い評価をいただき納品に至りました。そこから数年間で追加した機能は、その後ニコンがiPS細胞市場に進出するうえで、非常に重要なポイントとなり、大変印象に残っています。

新しいものをつくる多彩なメンバーたち
社内にはまじめ(というよりきまじめ)なひとが多いと思いますが、わたしの所属する部署は新しいものをつくる仕事のため、多様なひとが多いと思います。もともとは研究者で顕微鏡ユーザーだったひともいれば、わたしのように顕微鏡については素人だった人間もいます。知識の広いひとや一点集中型の専門家タイプのひとなど多彩なメンバーと、それらを束ねる上司がいて、お互いフォローしながら仕事をしています。

再生医療を多くの人に届けたい
将来的には、iPS細胞を使った再生医療を多くのひとたちに届けたいと考えています。そのためには、より安定した品質の細胞をより安価につくる装置や、技術の開発が不可欠です。ニコンの技術で再生医療の発展に貢献していきたいと思います。また、ニコンの新たな事業領域としてもiPS細胞領域が期待されています。装置開発のみに限らず、再生医療分野がニコンの新しい事業として成長できるよう、努力したいと考えています。
1日のスケジュール
移動
翌日に朝から共同研究先でミーティングと実験があるので、前日から新幹線で移動。
チェックイン
チェックインを済ませて、同僚と一緒に夕食に出かける。
待ち合わせ
同僚と早めに待ち合わせをして、本日取り組む内容をチェック。
共同研究先とミーティング
前回の実験結果をもとに進めている開発の進捗状況を報告し、午後の実験内容や今後のスケジュールについて協議する。報告内容に対して「スゴい!」と評価してもらえるととてもやりがいを感じる。
昼食
同僚と近くのお店でランチ。出張中の食事時間は貴重なリラックスタイム。
共同研究先で実験
共同研究先の研究者と一緒に細胞の撮影実験。撮影しながら、細胞の特徴や品質を評価するポイントなどをヒアリングする。実際に、毎日細胞を観察しているひとから情報がもらえる貴重な時間。
帰宅
次回の日程を確認して作業終了。