光学技術を生かし、デジタル天体望遠鏡の発展をサポート

フランスのUnistellar SASと共同開発基本契約を締結

2021年7月8日PRESS RELEASE/報道資料

株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)と、デジタル天体望遠鏡を手掛けるフランスのUnistellar SAS(CEO: Laurent Marfisi、以下「ユニステラ社」)は、デジタル天体望遠鏡に関する共同開発基本契約を締結しました。

ユニステラ社は2015年に設立されたデジタル天体望遠鏡を開発・製造・販売する企業です。同社のデジタル天体望遠鏡は、GPSで自らの位置を把握し、視野にある天体と内蔵の座標データベースを比較することで、ターゲットの天体を自動で捕捉できる「自律フィールド検出技術」を搭載しています。天体を探す手間を省いたこの技術と、スマートデバイス上の専用アプリケーションにより、専門知識を持たない人でも直感的かつ簡単に望遠鏡を操作でき、容易に天体観測を行うことができます。
また、「エンハンストビジョン技術」に基づき、観測中の画像に対して画像処理を常に施すことにより、夜空が明るく光害の大きい都市部などにおいても、銀河や星雲、彗星などを図鑑同等の色彩で鮮やかに写し出し、子供を含む観測者に感動をもたらします。
さらに、専用アプリケーションを介して、世界中の天文家と双方向でコミュニケーションを取ることができ、観測したデータを共有することで、市民科学者として最先端の研究に貢献することも可能です。

ニコンは、1920年に初めて天体望遠鏡を発売しました。その後、小口径機種から天文台に設置される大型機や人工衛星搭載の光学系までさまざまな天体望遠鏡を製造し、天文愛好家から教育現場、さらには高度な学術的研究に至るまで、天文分野の発展を幅広く支えてきました。現在は、天体望遠鏡の製造・販売は行っていませんが、超広視界の天体望遠鏡アイピース「NAV-HW」シリーズのほか、天体観測に最適な双眼鏡「WX」シリーズを提供し、優れた光学性能により快適な天体観測に貢献しています。

今回の共同開発は、両社が持つ技術やノウハウなどのリソースを組み合わせることにより、人々に天体観測による感動を届け、宇宙への興味や関心を高めることで、科学の発展に寄与することを目的にしています。
ニコンは光学技術と知見を生かし、著しい成長を遂げつつあるユニステラ社とともに、コンシューマー向け天体観測の分野で革新的なソリューションを提供していきます。
そして、本件にとどまらず、ニコンが持つ技術のさらなる活用や、先進的な取り組みを行う他企業との協働などを通じ、科学技術の発展に寄与することで持続可能な社会の実現に貢献していきます。

ユニステラ社の概要

社名 Unistellar SAS
本社所在地 19 rue Vacon, 13001 Marseille, France
CEO Laurent Marfisi
設立 2015年
事業内容 デジタル天体望遠鏡の開発、製造、販売
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ユニステラ社のデジタル天体望遠鏡で観測しているイメージ

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