Heartseed株式会社からのiPS細胞由来心筋細胞の受託生産に関して

2019年11月22日PRESS RELEASE/報道資料

株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、本社:東京都港区)の子会社である株式会社ニコン・セル・イノベーション(社長:中山 稔之、本社:東京都港区)は、Heartseed株式会社(社長:福田 恵一、本社:東京都新宿区、以下「Heartseed」)との間において、治験用のiPS細胞由来心筋細胞生産に関する契約を2019年2月に締結し、Heartseedからニコン・セル・イノベーションへの技術移管を進めています。また、商用段階の安定供給にむけた生産に関しても、ニコン・セル・イノベーションとHeartseedの持つノウハウや技術を最大限活用し、プロセス開発や検討を行っています。

ニコンおよびニコン・セル・イノベーションは、日本における再生医療実用化の早期実現とともに、人々のQOL(Quality of Life)の向上に貢献していきます。

Heartseedについて

Heartseedは、慶應義塾大学医学部循環器内科福田研究室のシード技術の事業化による心筋再生医療の実現化を目指して、2015年11月30日に設立されたバイオベンチャーです。iPS細胞から高純度の心室心筋細胞を作製し、独自開発した移植デバイスを用いて患者の心臓に移植する、重症心不全の抜本的治療法(HS-001)をはじめ、心筋再生医療の普及に必要な技術開発に取り組んでいます。これまで心臓移植でしか助からなかった重症心不全患者を治療し、かつ再生医療の産業化による日本経済への貢献を目指しています。

HS-001について

HS-001は、iPS細胞(京都大学iPS細胞研究所(CiRA)より提供)を用いた他家iPS細胞由来純化心室筋特異的心筋細胞です。日本人で最も頻度の高いHLAタイプを採用したiPS細胞から、心室筋特異的な心筋細胞に分化誘導した上、高度に純化精製して未分化iPS細胞や心筋以外の細胞を除去したもので、こうして作られた心筋細胞を生着率を高めるために1,000個程度の塊(心筋球)にしています。

治験に先立ち、HS-001の臨床研究の提供計画が2019年5月、慶應義塾大学の特定認定再生医療等委員会に提出されており、現在審査中です。

本臨床研究の提供計画の実施については、上記委員会で承認された後、院内の所定の手続きを経て、厚生科学審議会へ申請される予定です。その後90日の間に再生医療等提供基準への適合性について審査され、適合性が確認された場合、その旨の通知を受けて臨床研究を開始することが可能となります。

詳細は、Heartseedのウェブサイトをご覧ください。

こちらに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。販売が既に終了している製品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。