社員紹介

「仕事が楽しい」
それが、家庭と仕事を両立させる原動力。

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光学設計
大内 由美子
コアテクノロジー本部
専攻:物理
1990年入社

企業としての正直さが魅力

就職活動では、物理系出身ということもあり、電機・機械系のメーカーを志望していました。結婚しても仕事は続けたいと考えていたため、事業内容はもちろん、ワークライフバランスも重視しました。そのなかでもニコンは、女性の平均年齢が高く、有給休暇の消化率も高いなど、長く働き続けられる環境が整っていたことが魅力でした。また、会社訪問した際の社員の対応で、企業としての正直さを強く感じられたので入社を決めました。入社後は光学設計部門に配属。1年間は研修で、ベテラン講師のもと職人的ノウハウを学び、その後、顕微鏡の出力ポートに取り付けるCCDカメラ用の結像レンズや、工業用倒立顕微鏡の設計を担当しました。職場は、新人の意見でもよいアイデアは尊重してくれる非常にフラットな雰囲気で、この会社を選んで正解だったと実感しました。

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三人の出産を経て

入社4年目に結婚。3年後には長女、その4年後には次女、さらに3年後には三女を出産しています。職場のみなさんは、いつもあたたかく祝福してくれました。光学設計部門では、数名の女性技術者の先輩がいたこともあり、産休を取ることは、わりと自然なことでした。いずれのときも、産前産後休暇・育児休暇で約1年間休職した後に復職しました。三女の出産後に復帰した際は、保育園が2カ所に分かれてしまったこともあって時間短縮勤務制度も活用しています。また、そのときどきの状況を配慮いただけたことも大変ありがたかったです。出産の際に組織変更があり、勤務地が変更になったのですが、勤務地が変わらないよう当時の上司が配慮してくれました。とても理解のある上司に恵まれ、会社が人生を丸ごと応援してくれている実感があり、嬉しかったですね。

アメリカの大学との共同開発

最初に担当した工業用倒立顕微鏡では、全体像のわからないまま先輩の考えた仕様に基づいて設計しましたが、数年後の実体顕微鏡や教育用正立顕微鏡の開発案件では、サブリーダーの立場を任されるようになりました。はじめての子育ての時期と重なり、毎日が目まぐるしく過ぎていきました。
次女を出産した後に、光学技術開発部署に異動してからは、今のウェアラブル端末に通じる情報画像投影型アイグラスディスプレイの開発に携わりました。社内ではじめて取り組む開発テーマで、手探りでしたが発見の連続でもありました。
2004年からは、超解像顕微鏡をアメリカの大学と開発するプロジェクトのメンバーに。英語プレゼンテーション研修を利用して語学力を鍛えつつ、光学担当のリーダーとして年に数回は海外出張にもいきました。2010年に無事に製品がリリースされ、現在は担当を後輩に引き継いでいますが、開発黎明期から携わった製品なので、4番目の子どものような愛着があります。

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経験を活かしメンバーをサポート

超解像顕微鏡プロジェクト進行中の2008年に管理職になり、2014年に新設された、バイオイメージング開発部門の課長に任命されました。現在は、12名のメンバーを統括し、生物顕微鏡やコンフォーカル顕微鏡の開発を推進しています。部門のリソースを管理し、開発課題の達成を目指すと同時にメンバーの成長をサポートする課長職は、設計者とはまた違った難しさや、やりがいがあると感じています。組織全体をとらえて最適な判断をしていくためには、技術や知識だけでなく広い視野やさまざまな配慮も必要です。わたしがこれまで経験してきたこと、先輩や上司から学んだこと、たくさんのひとたちに支えてもらったことをいかし、メンバー全員が実力をいかんなく発揮できる環境づくりに尽力していきたいと思っています。

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女性技術者がつくってくれた道

あらためて振り返ってみると、仕事も家庭も目の前のことをひとつずつ乗り越えていたら、ここまでたどりついた気がしています。そんな自分の原動力となったのは「やっている仕事が楽しい」ということだと思います。会社は、そんなわたしの思いや、子育てに配慮してくれながらも、技術者としての成長やキャリアアップのチャンスを与えてくれました。また、先輩の女性技術者がしっかりと道をつくってくれたので、安心して歩むことができました。ただ、あまり無理をしないことも大切だと思います。できる範囲でがんばって、それ以上は誰かに助けてもらったほうが、結局は長く続けられます。わたし自身、会社や職場のみなさんにフォローしてもらったことは数知れず。プロジェクトが佳境のときなどは、夫はもちろん、父や義母にも協力してもらいました。今は、わたし自身の経験を踏まえて、後輩のみなさんの仕事と家庭の両立や自己実現を積極的に応援しています!

物理系の主な仕事内容

  • 基礎研究 / 光学設計
  • 光学技術開発
  • 制御・計測技術開発
  • ソフトウェア・ファームウェア開発
  • 材料・要素技術開発
  • 生産技術開発 / 生産管理
  • 品質管理 / 技術サービス
  • 知財・特許
  • 上記はあくまでも参考です。さまざまな領域で活躍のチャンスがあります。