事業フィールド

身近な製品から宇宙開発まで。
暮らしを支える多彩な事業フィールド。

二コンの核となる技術は、「光利用技術」と「精密技術」。
この2つの技術を基礎に、社会のさまざまなニーズに応えてきました。
それは私たちの暮らしにある身近なものから、宇宙を捉える挑戦まで。
新たに健康・医療分野も加えた、多彩な事業フィールドの根底にあるのは、
「世界中の人々の暮らしを支えたい、夢を応援したい」というニコンの想いです。

そんなニコンの幅広い事業フィールドを紹介します。

  • 各社員の所属、役職などは、取材当時のものです。

培った技術が広げる[ 先端医療 ]の可能性

iPS細胞の実用化を推進

再生医療や、創薬支援への応用が期待されているiPS細胞。生物顕微鏡で培ったライブセルイメージング技術(生きた細胞の観察)を活用し、iPS細胞の早期実用化に貢献します。

ココが自慢!

iPS細胞を24時間生きたまま観察

細胞研究の現場では、細胞を生きたまま観察するライブセルイメージングが行われるようになり、細胞に関して今までよりも多くのことがわかるようになりました。これに貢献したのが、細胞を培養しながら休みなく自動で観察できるニコンの細胞培養観察装置「BioStation CT」です。また、このBiostation CTを用い一度に最大30枚の培養皿をインキュベータから出さずに自動観察しながら、iPS細胞のコロニーを自動で一つひとつ良否判定してカウントできるようにすることで、お客様の研究効率が飛躍的に上がりました。

マイクロスコープ・ソリューション事業部

和田 陽一

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眼科領域に光を投じる

ニコンは、網膜画像診断機器市場における代表的な企業であるOptos社を2015年に完全子会社化。ニコンのコア・コンピタンスである光学技術をOptos社の網膜画像診断機器に活かすとともに、同社の持つ専門性やノウハウにより、メディカル事業を拡大していく予定です。具体的には内科診断や眼科治療などの分野を視野に入れ、診断から治療まで一貫した事業基盤の構築を進めていきます。

ココが自慢!

超広角撮影技術を用いて広範囲を瞬時に画像化

一般的な眼底カメラの撮影範囲が30°程度に対し、Optos社が独自に保有するUWF(Ultra-Wide Field:超広角)技術を用いることで200°の範囲を一度に撮影可能です。診断時間を大きく短縮するとともに、瞳孔を開かずに診断できるため、患者さんへの負担も大幅に軽減できるようになりました。様々な眼疾患の早期発見と治療を促進する高度な臨床情報の提供を可能にしています。

メディカル事業推進本部

鈴木 久皇

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[ 非破壊検査 ]高品質なものづくりに寄与

壊すことなく複雑な内部構造を調べることができるニコンのX線/CT検査システム。 この「非破壊検査」システムは、電子部品やプラスチック部品、自動車や航空機などで使われる金属製品など、幅広い産業の分野で利用されています。内部にある欠陥の発見や組立時の問題解決など、設計から製造に至るさまざまな段階で品質管理に貢献し、高品質なものづくりを支えています。

ココが自慢!

世界初!450kVマイクロフォーカス源搭載
X線/CT検査システム

X線/CT検査システムは対象物にあわせてX線の強度を最適化し、高解像度のX線およびCT画像を取得することが重要です。けれど構造上X線の強度を高めると、高精細な画像の取得は難しくなり、高密度な金属部品に対して、いかに精密な非破壊検査を行えるかが課題とされてきました。この課題を、ニコンは独自の技術と改良により解決。450kVという強力なX線源でありながら優れた解像度と精度を可能としたX線/CT検査システムの開発に世界で初めて成功しました!

産業機器事業部

八代 健一郎

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[ ロボット ]のスムーズな関節動作をサポート

人間の能力を超えて作業を行う産業用ロボットや、2足歩行ロボット。これらロボットの関節の動きを検知・検出するのが「エンコーダ」と呼ばれる精密センサーです。そこには光利用技術や精密技術、エレクトロニクス技術など、ニコンの先端テクノロジーが凝縮されています。

ココが自慢!

アブソリュートエンコーダで
ロボット技術の進化に貢献

製造ラインで電源が落ちた場合、原点復帰動作が必要なタイプのエンコーダでは位置情報がリセットされるため、時間と手間がかかるだけでなく、周りのロボット等に接触する危険性がありました。しかし、アブソリュートタイプ(絶対位置検出型)のエンコーダは、電源投入時に瞬時に絶対位置がわかり原点復帰作業が不要なため、複雑化していく工程内において必要不可欠なエンコーダとなっています。ニコンのアブソリュートエンコーダは独自の技術開発により、小型で高精度・高信頼性を実現。アブソリュートエンコーダのスタンダード製品として、「ロボット技術」の進化に大きく貢献しています。

エンコーダ事業室

牧野 直樹

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ディスプレイの新時代を築く[ 液晶・有機ELパネル ]製造装置

私たちのライフスタイルに欠かせないデジタル機器。これらに使われる液晶パネルや有機ELパネルの製造のためのFPD露光装置を提供。大画面化が進む液晶テレビから、中小型のスマートフォンやタブレットまで。より高精細に、より鮮やかに―。ディスプレイの新しい時代(4K、8K)に貢献しています。

ココが自慢!

ニコンの『マルチレンズシステム』が
大画面をつくります

被写体の色や形の細部まで美しく再現する液晶ディスプレイの画素は、赤緑青の色に分かれており、それぞれに光を通すスイッチが付いています。FPD露光装置は、スイッチとなる回路をガラスプレートに焼き付けることで、液晶ディスプレイの核となる部分をつくります。大画面化のニーズが高まる中、一回の露光でより多くの回路を焼き付けられるように、ニコンは複数のレンズを2列に並べる「マルチレンズシステム」を生み出しました。この革新的な方法により、さらなる大型化にも対応しています。

コアテクノロジー本部

羽根坂 円彩

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100年の経験がつまった[ 光学ガラス ]

ニコンは創業の翌年、1918年から光学ガラスの製造研究に着手。光学素材の研究、原料の熔解・合成から加工まで一貫して行っています。高い光学特性を持つガラスを製造する技術はニコンの光学機器を支えるものであり、“より高精度、高性能な製品を実現するための光学素材・部品”として、社外からも高く評価されています。

ココが自慢!

幅広い分野で
ニコンのガラス素材や結晶材料が使われています

光学素材の開発は、ニコンの光学設計と手を携え進めてきました。独自の製造プロセス、熱処理プロセスを厳密に管理する技術で、高い透過率や屈折率均質性等の物性を維持したまま、大口径化を実現。高精度な光学素材の信頼できるサプライヤーとして、半導体、ディスプレイ、計測機器などの先端分野に実績を拡げています。

ガラス事業室

吉家 健太郎

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写真を介して人とつながる[ フォトライフ ]を提供

一日に数十億枚の写真がインターネットで共有される現代において、映像とネットワークはより密接な関係になっています。世界中の人との写真を介したコミュニケーションが、より簡単に、より楽しくなるように。映像表現の可能性を広げる新しいコンセプトの製品を、世界へ提供していきます。

ココが自慢!

撮った写真をすぐ世界中へ発信できます

常に新たな映像技術を追求し続けるニコンは、カメラとスマートデバイスのシームレスな接続を可能にしたアプリ「SnapBridge」を発表しました。スマートデバイスの情報からカメラ側の日時・位置情報の自動更新やリモート撮影もできるなど、ユーザーに便利なサービスを数多く提供しています。また、カメラで撮影した大切な写真を「SnapBridge」を使い、SNSへのスムーズな共有や、無料のフォトストレージサービス「NIKON IMAGE SPACE」への保存も可能。お気に入りの写真をすぐに世界中のひとたちへ発信することができます。

映像事業部

片上 慶宏

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[ 半導体 ]製造に欠かせない史上最も精密な機械

現代社会に欠かすことのできないノートパソコンやタブレット端末、スマートフォンなどの電子機器。これらの小型化や高機能化を実現している「半導体集積回路の微細化」に、ニコンの半導体露光装置が貢献。より快適で便利な生活を実現しています。

ココが自慢!

独自の液浸露光技術で、
38ナノメートル以下の露光線幅を実現

半導体デバイスの集積度を高めるうえで重要なのが、半導体集積回路の線幅を細くすることです。その重要な役割を担っているのが、ウェハ表面に回路パターンを焼き付ける半導体露光装置。露光する線が細い線であるほど、同じ面積に対して多くの電子回路が描けます。最新の露光装置では、レンズとウェハとの間を、空気(屈折率1.00)よりも屈折率の高い「純水(屈折率1.44)」で満たす『液浸露光技術』により、38ナノメートル以下の露光線幅を実現しました。

半導体装置事業部

藤井 麻起子

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最先端技術で日本の[ 宇宙探査 ]を支える

ニコンは日本における天体望遠鏡の先駆者として、宇宙探査の分野でも歴史に残る成果をあげてきました。衛星センサー用光学系や天体観測機器など、高精度な光学設計・加工技術を駆使し、宇宙探査という未知の領域へのサポートを積極的に行っていきます。
(写真提供:宇宙航空研究開発機構(JAXA))

ココが自慢!

金星の大気の謎を解明へ
金星探査機「あかつき」にニコンの光学系を搭載

金星の大気の謎を解明することを目的とした世界初の金星版気象衛星「あかつき」。表面が厚い大気で覆われた金星を観測するカメラには、発射時の振動や変化する温度に耐用できる耐久性が必要とされています。「あかつき」に搭載されている5台の観測カメラのうち、3台の光学系と1台のレンズの設計・製作をニコンが担当。2015年12月に金星の周回軌道に入り、これから本格的な観測スタートを予定している「あかつき」に、世界中から大きな期待が寄せられています。

カスタムプロダクツ
事業部

中村 瑞穂

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