レンズ交換式アドバンストカメラ 高速オートフォーカス オートフォーカスの存在を忘れるほど高速で的確なレスポンスを実現

1. 多様化する撮影スタイルへの新提案


写真の楽しみ方、カメラが多様化し、撮影スタイルも多様化した

Nikon 1 J1 / Nikon 1 V1

 写真は、デジタル化によって、プリントはもちろん、デジタルフォトフレームでの観賞、個人サイトなどでの公開、ソーシャルメディアでの共有など、実に多彩な楽しみ方ができるようになりました。一方、カメラのデジタル化は、一眼レフカメラやコンパクトカメラをより身近な存在にし、また、カメラが搭載された携帯電話やスマートフォン、タブレット端末の普及により、写真や動画の撮影は今や、多くの人たちにとって極めて日常的な行為になりました。

 こうした、撮影スタイルが多様化し日常のものとなったこの時代に、レンズ交換式アドバンストカメラ「Nikon 1 J1」「Nikon 1 V1」は、まったく新しいジャンルのカメラとして、かつてない映像表現と写真の楽しみ方を提案しました。

 たとえば、フルHD動画と静止画を融合した「モーションスナップショット」は代表的な新機能です。普通に静止画を撮影する感覚で、静止画とその前後のスローモーション動画を記録。BGMをあわせた形で再生することで、ドラマチックな映像表現が楽しめます。また、「スマートフォトセレクター」はシャッターをきった時点の前後の画像からベストショットを自動的に選択。決定的瞬間をより確実に記録します。

 そして、これらを支えている技術の一つが、高速オートフォーカスです。

2. 位相差AFとコントラストAF


一般的なデジタル一眼レフカメラは、内部に位相差AFセンサーが配置されている。

位相差AF:無駄のない、素早いピント合わせが可能
コントラストAF:レンズを動かしながらコントラストのピークを探すため、ピント合わせに時間を要する

 現在のデジタルカメラのオートフォーカス(以下、AF)には、位相差AFとコントラストAFがあります。

 位相差AFは、デジタル一眼レフカメラに用いられています。位相差AFでは、レンズを通して入ってきた光を2つに分け、2つの像を生成します。ちょうど、人が情景を立体的に認識するために左右の目で別々にものを捉えるのと同じ感覚です。生成されたこの2つの像の間隔を計測してピントのズレ量を検出し、レンズを駆動してピントを合わせます。常に2つの像を捉え、どの方向にどれだけレンズ位置を移動すればピントが合うかを瞬時に演算しているため、無駄のない、素早いピント合わせが可能です。

 コントラストAFは、コンパクトデジタルカメラやミラーレスカメラ、携帯電話などに用いられています。これは、「ピントが合ったときに像のコントラストが最も高くなる」という考え方を前提にした仕組みです。イメージセンサーが得た被写体の画像情報からコントラスト値を計算し、最も高くなる(ピントが合っている)レンズ位置を探します。どのレンズ位置でピントが合うかわからない状態から、レンズを動かしながらコントラストのピークを探すため、位相差AFよりもピント合わせに時間を要します。しかし、専用のAFセンサーを用いないため小型・軽量ボディーが実現できるなどのメリットがあります。

  • 位相差AF、コントラストAFのピント合わせのイメージは、下記のページに掲載されているアニメーションをご覧ください。

3. 高速で的確なAF


スーパーハイスピードAF CMOSセンサー

 レンズ交換式アドバンストカメラ「Nikon 1 J1」「Nikon 1 V1」は、新開発のイメージセンサー「スーパーハイスピードAF CMOSセンサー」を搭載しています。イメージセンサーに位相差AF画素を組み込んでおり、専用のAFセンサーを用いることなく、小型・軽量ボディーを実現しながら、位相差AFとコントラストAFの併用を可能にした「アドバンストハイブリットAF」を実現。動体への追従性に優れた位相差AFと、低輝度の被写体に強いコントラストAFを、カメラが自動的に使い分けます。

 そして、「スーパーハイスピードAF CMOSセンサー」による撮像面位相差AF、処理速度を格段に高めた新画像処理エンジン「EXPEED 3」、高速な駆動制御を行う「1 NIKKOR」レンズという、新たなテクノロジーと独自のハードウェア作りの技術の融合によって、驚異的な高速AFを実現しています。また、ニコンデジタル一眼レフカメラのフラグシップ機「D3S」と同じ予測駆動フォーカスのアルゴリズムを適用することで、動く被写体への高い追従性を確保。スポーツでのエキサイティングなプレーや、元気いっぱいに動きまわる子供たちなど、撮りたい瞬間を確実に捉えます。

 様々な撮影条件において、高速で的確なAFを実現した数々の技術。手に取った人は、AFの存在を忘れてしまうほどの快適な撮影が楽しめます。