ベースバンド・コンテンツ品質検査装置「VQ-BB10」を発売

放送・業務用映像「ビデオテープ」の映像品質自動検査に新機能を追加

2012年3月5日 PRESS RELEASE/報道資料

株式会社ニコン(社長:木村 眞琴、東京都千代田区)の子会社、株式会社ニコンシステム(社長:萩元雅夫、東京都品川区)は、放送・映像制作会社で扱われる「ビデオテープ」をリアルタイムで検査し、テープ素材特有のノイズやブラックアウト、フリーズ等の映像エラーに加え、光点滅、ラウドネス等を自動でチェックできるベースバンド・コンテンツ品質検査装置「VQ-BB10」を発売します。

発売概要

商品名 ベースバンド・コンテンツ品質検査装置 「VQ-BB10」
価格 ¥2,940,000(税抜 ¥2,800,000)
発売予定日 2012年3月21日

開発の背景

放送・映像制作現場における映像コンテンツの記録媒体は、現在もビデオテープが主流となっています。コンテンツ制作時における映像品質の検証を目視で行った場合、多大な労力とコストが掛かる為、その負荷を軽減し、検査を自動化したいというニーズが高まっています。
ニコンではこのようなニーズに応え、2010年11月に映像品質検査装置「VQ-RT101」を発売し、映像制作現場において高い評価をいただいています。
今回発売する「VQ-BB10」は、この「VQ-RT101」の機能を踏襲し、新たに光点滅、ラウドネス、サブリミナル等の検出機能を搭載しました。本製品を使用することにより、品質チェックのばらつきを抑え、安定した映像品質を維持することができます。
本製品は映像制作で主に使用されているVTRデッキからのHD-SDI出力信号を取り込み、比較映像無しで映像のエラーを自動で検出します。検査項目も拡充したことで、一層の映像の高品質化、検査業務の効率化、検査コストの削減を図ることができます。

主な特長

1. 検査項目

【映像検査】
<テープノイズ>
<ブラックアウト、フィールドブラックアウト>
<フリーズ>
<タイムコード不連続>
<輝度点滅> (新検出機能)
<赤色点滅> (新検出機能)
<サブリミナル> (新検出機能)
<フィールドドミナンス> (新検出機能)
【音声検査】
<無音/瞬間無音>
<モスキート音>
<サンプルピーク>
<ラウドネス> (新検出機能)
<トゥルーピーク> (新検出機能)

2. 制御ソフトウェア

  • 検査項目毎に詳細な設定が可能です。
  • エラー発生の状況をリアルタイムで監視できます。
  • エラー発生時の映像をキャプチャし、ログ情報と共にパソコンに保存できます。
  • タイムコードで指定した範囲の任意の映像を検査できます。

3. ログビューワ

  • 過去のエラー情報(ログ一覧、画像表示、音声波形表示等)を確認できます。
  • エラー箇所を画像上で確認できます。
  • エラー情報をレポートとしてファイル出力できます。

主な仕様

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映像入力信号 HD-SDI 1080/59.94/I、1080/29.97/PsF、1080/23.98/PsF
通信仕様 100BASE-TX/10BASE-T対応 LANインターフェース
外形寸法 300mm(幅)×40mm(高さ)×300mm(奥行き)

動作環境

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OS Windows XP(SP3)、Windows7 Professional(32bit/64bit)
メモリ 2GB以上
  • Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。

こちらに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。販売が既に終了している製品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

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