世界最大規模の国際写真コンテスト「ニコン フォトコンテスト インターナショナル 2010-2011」入賞作品決定

153の国と地域から6万点を超える作品がエントリー

2011年8月11日PRESS RELEASE/報道資料

株式会社ニコン(社長:木村 眞琴、東京都千代田区)は、世界最大規模の国際写真コンテスト「ニコン フォトコンテスト インターナショナル 2010-2011」の入賞作品を決定しました。
グランプリ受賞作品は、インドのDebarshi Duttagupta(デバラシ・ダッタグプタ)さんによる「Learning to fly」に決定しました。同作品を含む全入賞作品は「ニコン フォトコンテスト インターナショナル 2010-2011 審査結果発表ページ」で、本日から公開します。

グランプリ受賞作品「Learning to fly」
Debarshi Duttagupta (インド)

世界最大規模を誇る国際写真コンテスト

「ニコン フォトコンテスト インターナショナル」は、「世界中の写真愛好家が、プロフェッショナルとアマチュアの枠を越えて交流できる場を提供し、写真文化の発展に貢献すること」を目的に、ニコンが主催している世界最大規模の写真コンテストです。近年では隔年にて開催しています。

1969年の第1回コンテスト開催以来、33回目を迎える今回は、「自由題目」、「Energy」(エナジー)の2部門において作品を募集しました。これに対し、世界153におよぶ国と地域の23,000名を超える応募者から60,000点以上の作品がエントリーされました。応募者数、応募点数それぞれにおいて過去最高となり、年々国際色の豊かなコンテストとなっています。
これら全応募作品の中から、見事グランプリを獲得したのは、インドの Debarshi Duttaguptaさんによる「Learning to fly」です。「自由題目」と「Energy」の2部門に対し応募された60,000点を超える作品の頂点に輝いた同作を含め、合計53点の受賞作品が決定しました。

グランプリを受賞したDebarshi Duttaguptaさん(インド)のコメント

「この写真は、インドのワーラーナシで撮影しました。ダイバーの純粋なエナジーは、本当にすばらしかったです。この瞬間を撮影したときの感動は言葉では表現できませんが、私のカメラを通してその感動を伝えられたと確信しています。この瞬間は、私の一生の思い出となりました。」

グランプリ受賞作に対する審査員のコメント

「暮れ泥む空に鳥人が飛ぶ、漁を終えて舟を岸に繋ごうとする漁師たち、手前の少年は、海面に遊ぶ魚を追っているのか?三つの物語がそれぞれに個別的に同時進行しているのですが、それらがお互いに引き合って、一つのゆったりとした時空間を作り上げています。夕闇がせまれば一日の営みが終息へ、自然と共に生きる原初的な人の営みが表現されています。あと一時(いっとき)もすると、明るい空も地上と同じ闇に変わることでしょう。永く繰り返されてきた小さな漁村のこの物語には、現代人が喪いつつある大切な時間が写し込められていて、哀愁すら感じられます。夕刻にノスタルジーな気分、世界共通なのでしょう。夕から夜へ、刻々と変化する美しい時間を捉えたのが成功の鍵といえます。」(土田ヒロミ氏)

「ニコン フォトコンテスト インターナショナル 2010-2011 審査結果発表ページ」(http://www.nikon-npci.com)では、本日から入賞者の作品をご覧いただけるほか、グランプリ、ヤングフォトグラファー賞およびその次点受賞者の、応募作品以外の写真をご紹介する「ミニギャラリー」も開設する予定です。

また、以下の日程にて、「ニコン フォトコンテスト インターナショナル 2010-2011」の受賞作品展を実施予定です。

東京 2011年8月31日(水)~9月13日(火) 銀座ニコンサロン
大阪 2011年10月6日(木)~10月19日(水) 大阪ニコンサロン
ロンドン 2011年9月12日(月)~10月8日(土) Getty Images Gallery
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