ニコン「NAV-HW」シリーズを発売

圧倒的な超広視界でドラマチックな感動を生む高性能天体望遠鏡アイピース

2010年9月15日PRESS RELEASE/報道資料

株式会社ニコン（社長：木村眞琴、東京都千代田区）の子会社、株式会社ニコンビジョン（社長：岡島正明、東京都品川区）は、超広視界の天体望遠鏡アイピース「NAV-HW」シリーズ2種類を、2010年10月1日より発売します。

発売概要

商品名	天体望遠鏡アイピース・ニコン「NAV-HW」シリーズ
希望小売価格	「NAV-12.5HW」　110,250円（税抜 105,000円） 「NAV-17HW」　110,250円（税抜 105,000円）
発売予定日	2010年10月1日

開発の背景

当社は、2009年12月に天体望遠鏡アイピースのスタンダードモデル「NAV-SW」シリーズ5機種を発売し、天体望遠鏡市場で好評を博してまいりました。今回発売するモデルは、ニコンの光学技術の粋を結集し、見掛視界^※102度と言う圧倒的な超広視界を達成しながら視界周辺のシャープさも実現した天体望遠鏡アイピースのハイエンドモデルです。

• ※見掛視界：アイピースを覗いた時、広がって見える視野の角度。

主な特長

1. 超広視界102度（見掛視界）

一目では見渡せないほどの圧倒的な超広視界で宇宙空間が広がり、接眼レンズを覗いていることを忘れてしまうようなドラマチックな感動が味わえます。例えば、100倍の倍率でも月全体が余裕をもって視界に入る超広視界です。

2. 高度な収差補正

高度な光学設計により超広視界と像の平坦性を両立させました。中心像はあくまで鮮明なまま諸収差を極力抑えていますので、視野の隅々までシャープな星像を結び超広視界のメリットを存分に体感できます。

3. アイピース・イノベイティブ・コンバーター「EiC-H10」「EiC-H14」付属

専用のコンバーター「EiC-H10（NAV-12.5HW用）」、「EiC-H14（NAV-17HW用）」が標準で付属します。アイピース鏡筒の先端にねじ込むだけで、各々の焦点距離を10mm、14mmに変えて倍率を向上させ、さらに像面湾曲、非点隔差を良好に補正します。高性能アイピース2本分の価値を提供します。

4. 見やすく、ゆとりあるアイレリーフ

見掛視界102度を実現しながら16mmのロングアイレリーフを確保しています。また柔らかいシリコンゴム目当ての採用により、眼鏡をかけたままでも安心してレンズに目を近づけることができ、超広視界を楽しむことができます。目当てからアイポイントまでの距離も同一で、どちらのアイピースも同じ感覚で使用できます。

5. 迷光対策

観測に有害な迷光^※を極力排除するため、迷光の発生原因となる大きな入射角の光まで考慮した光学シミュレーションを行い、遮光絞り、遮光線、黒色塗装などを適所に使い分けて施しています。レンズ面にはマルチコーティングを施し、有害反射を抑えて、コントラストを向上させました。

• ※迷光：本来観察したい対象以外から入り、対象物観察の妨げとなる光。

6. デザイン

鏡筒は滑り止めローレットをつけたラバーで被い、夜露に濡れても、極寒の中ではめた手袋でも、変わらぬ持ちやすさを実現しています。また、本体をスリムに設計し、天体望遠鏡を2台並べて双眼視する場合も、眼幅を狭くセッティングできるようにしています。

7. 着脱式遮光フード

目を密着できない高倍率観測時や、駐車場等での外乱光を防ぐ為に、肌に優しく柔らかいシリコンゴム製の遮光フードを採用しています。必要のないときには、外すことのできる着脱式です。通常の「ツノ型遮光フード」と異なり、眼鏡を掛けたまま観測が可能な独自形状と振動を伝えにくい柔軟さを備えています。

8. 映える蓄光マーク

遮光フードには「蓄光塗料」によってデザインマークを施しました。暗い中でマークが浮かび上がり、夜間でも遮光フードの位置が素早く確認でき、また紛失防止にもつながります。

9. 防滴構造

夜露などの浸入を防ぐゴムシーリングを施しています。

10. 2インチサイズ取り付け径

取り付け径は国際規格の2インチ（50.8mm）ですから、多くの各社天体望遠鏡で使用できます。

主な仕様

横にスクロールしてご覧ください。

こちらに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。販売が既に終了している製品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

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