水浸対物レンズとして世界最高のNA*1、幅広い波長域への対応などによってライブセルイメージングに威力を発揮

ニコン顕微鏡用対物レンズ 「CFI Apo 40XWI λS」「CFI Apo 60XH λS」「CFI Plan Apo IR 60XWI」の発売について

2009年10月13日PRESS RELEASE/報道資料

株式会社ニコン(社長:苅谷道郎、東京都千代田区)は、世界最高のNAと幅広い波長域での高い透過率、色収差補正を実現する生物顕微鏡用対物レンズ「CFI Apo 40XWI λS」「CFI Apo 60XH λS」「CFI Plan Apo IR 60XWI」を発売します。今回発売する対物レンズは、ニコン独自の成膜技術である「ナノクリスタルコート」を採用し、ライブセルイメージングに最適化した製品です。
なお本製品は、「Neuroscience(ニューロサイエンス)」(10月17日~21日、於:米国シカゴ)に出展します。

  • *1生物顕微鏡用対物レンズにおいて(2009年10月13日現在、当社調べ)

発売概要

商品名 「CFI Apo 40XWI λS」
価格 1,190,000円(税込1,249,500円)
発売予定日 2009年11月6日
商品名 「CFI Apo 60XH λS」
価格 580,000円(税込609,000円)
発売予定日 2009年11月6日
商品名 「CFI Plan Apo IR 60XWI」
価格 1,150,000円(税込1,207,500円)
発売予定日 2009年12月4日

開発の背景

バイオサイエンス分野では、ライブセルの観察に注目が集まっています。その中でも、共焦点顕微鏡を用いたスペクトルイメージングや、多重染色による多波長蛍光観察、レーザピンセットなどの近赤外線を利用した新しい顕微鏡技術の発展によって、幅広い波長域で細胞を観察するニーズが高まっています。一方、光学顕微鏡を用いたライブセルイメージングにおいては、照明光によって生ずる生細胞へのダメージを軽減することも求められています。
今回発売する対物レンズは、世界最高のNA、幅広い波長域での色収差補正、幅広い波長域での高透過率の実現により、生物、医学などの研究機関、大学の共同研究施設などで行われているライブセルイメージングに貢献します。

主な特長

1. 紫外線域から近赤外線域において高い透過率を実現

ニコン独自の成膜技術「ナノクリスタルコート」を初めて顕微鏡用対物レンズに採用することにより、紫外線から近赤外線の幅広い波長域において、高い透過率を実現しました。

2. 広い波長域での色収差補正を実現

「CFI Apo 40XWI λS」「CFI Apo 60XH λS」では、405nmでの色収差補正を実現した上で、さらに可視域、長波長域での色収差補正を達成しています。特に「CFI Apo 40XWIλS」は405nm~850nmまで、広い波長域での色収差補正を実現しました。また「CFI Plan Apo IR 60XWI」においては、可視域から1064nmまでの色収差補正を実現し、レーザピンセットなど赤外線を用いた新しい顕微鏡技術にも対応することが出来ます。

3. 水浸対物レンズとしては世界最高のNA=1.27を実現

ニコン独自の光学設計技術と製造技術により、「CFI Plan Apo IR 60XWI」ではNA=1.27 、「CFI Apo 40XWI λS」ではNA=1.25と、水浸対物レンズにおいては世界最高のNAを達成しました。世界最高のNAの実現により高いコントラストの画像取得が可能になります。また照明光を少なくすることで、細胞に与えるダメージを軽減し、長時間観察が可能となります。

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