米国HP社と協同開発、絵画、壁画などを超高精細デジタル画像で再現するシステム

2008年9月24日PRESS RELEASE/報道資料

株式会社ニコン(社長:苅谷道郎)は、米国HP社( Hewlett-Packard Company、3000 Hanover Street, Palo Alto, CA 94304-1185, USA、Mark Hurd, CEO and President )と、超高精細デジタル画像について2005年から協同開発を進めていました。その成果として、絵画、壁画、版画などの美術品を超高精細で再現するデジタル画像システムを実現しました。

貴重なオリジナル作品の記録や保護、あるいは作品の複製を目的として作品をデジタル画像で再現する分野は「デジタルファインアート(DFA)」とよばれ、欧米ではひとつの分野として確立されています。しかし、絵画を忠実にデジタル画像に置き換え、プリントアウト(出力)するには、撮影から画像処理、印刷などのワークフローに精通する知識や技術が必要とされていました。
今回、ニコンとHP社が開発したこのシステムでは、入力(撮影)から出力(印刷)までを、トータルソリューションとして提供するものです。DFAにおける複雑な作業を解消し、生産性を飛躍的に向上させ、これまで数時間を要していたワークフローを数分に短縮します。
このシステムは、入力(撮影)用のデジタル一眼レフカメラ「ニコンD3」、画像処理ソフトErgoSoft社「StudioPrint」の特別版、出力用の大型プリンターHP社「Designjet Z3200」から構成されます。撮影に使用するカメラやレンズの、照明、ホワイトバランス、印刷用紙などの特性をデータとして最適化することで、オリジナルを忠実に再現することが可能です。
また、大型デジタルカメラを購入する必要がなく初期投資額が抑制できることやワークフローの短縮と作業性の向上などの大きな特長があります。なお、このシステムの日本国内での発売は未定です。

ニコンとHP社の協力は、画像入力から出力までをひとつのシステムとして結実させ、各機器やソフトのパフォーマンスを最大限に引き出し、これまでにない忠実な再現性と優れた作業性を実現しました。両社は、今後もDFA分野の発展に寄与していきます。

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