TSデータを効率的に解析・検証できるツール

TSアナライザ「NT1A1」の発売について

2008年5月14日PRESS RELEASE/報道資料

株式会社ニコン(社長:苅谷道郎)の子会社、株式会社ニコンシステム(社長:萩元雅夫)は、地上デジタル放送や新世代DVDのブルーレイディスクで利用されているTS※1データを解析・検証できるTSアナライザ「NT1A1」を2008年7月から発売します。
なお本製品は、5月14日から5月16日まで東京ビッグサイトで開催される「第11回 組込みシステム開発技術展」に出展する予定です。

  • ※1TS:Transport Stream (ISO/IEC 13818-1および ITU-T勧告H.222.0で標準化)
左:マクロ画面表示 右:ミクロ画面表示

発売概要

商品名 TSアナライザ「NT1A1」
価格 800,000円(税込840,000円)
発売予定日 2008年7月

開発の背景

TSデータは、ビデオ映像を圧縮・伸張する技術であるMPEG-2※2規格により定められた映像・音声データに、付加情報を加え多重化されたデータ規格の一つです。2011年7月の地上デジタル放送への完全移行に向けて、放送機器や新世代DVD関連機器の開発者にとって、TSデータの解析業務に対する比重は大きくなっています。
今回発売するTSアナライザ「NT1A1」は、2004年2月から発売している「H.264解析ツール」などの技術をベースに、高度な解析機能を実現したソフトウェアです。TSデータを解析する場合には、専用機器が広く利用されていますが、リーズナブルな価格で扱いやすいソフトウェアでのTSデータ解析が可能です。
本製品は、マクロ視点からみたプログラム分布表示とミクロ視点からみたパケットのテーブル表示を連動させて、ファイル内のパケット分布状態を効率よく把握することが可能です。規格の適合検査や各パラメータ設定の確認、エラーパケットの位置確認、映像や音声が止まってしまう原因の究明など、TSデータを扱う幅広いユーザーを強力にサポートします。

主な特長

1. データ構成を理解しやすいグラフィカルユーザインターフェース

従来のTSアナライザは、ツリー(系統図)表示による、1次元的な表現でしたが、今回発売するTSアナライザ「NT1A1」では、TSデータのファイル全体構造が確認できるマクロ画面と、TSパケット内部のデータを詳細に確認できるミクロ画面の両画面を同時に表示できます。これにより、複数の視点から整理された情報が一度に確認できます。マクロ画面とミクロ画面は同期しているので、全体のデータ構成と細部のパケットデータとの関連を把握しやすくなっています。

【マクロ画面表示】

((1)~(4)については、「マクロ画面表示」写真をご参照ください)

【ミクロ画面表示】

((5)~(7)については、「ミクロ画面表示」写真をご参照ください)

2. エラー情報の検査・管理が容易

エラーが発生した場合、エラー情報がリスト化して表示されるので、簡単にエラー箇所、数や内容の特定が可能です。エラーリストから任意のエラーをダブルクリックするだけでエラーの箇所へジャンプできるので、エラーパケットの詳細や前後のパケット情報を直ちに取得できます。
また、エラーリストをテキストファイルで保存できるので、エラー情報の管理が容易です。

3. パケット検索機能

ミクロ画面では、エラー情報だけでなくアドレスやパケット番号から指定位置へジャンプできるので、パケットや映像の内容が簡単にチェックできます。また、ボタン操作により、表示しているパケットデータを任意のパケット数でスキップできます。
マクロ画面では、スライドバーによりファイル内の大まかな位置を指定できます。

4. 大容量ファイルへの対応

バックグラウンド処理によりファイルの読み込み中でもデータの確認ができるので、大容量ファイルでもストレスなくチェックが可能です。

主な仕様

対応フォーマット
  • MPEG-2 TS
ビデオコーデック
  • H.264/AVC(High422 Profileまで)
    (MPEG-2、MPEG-4はストリームタイプのみ認識可能)
オーディオコーデック
  • AAC LC(Low Complexity)
  • AC-3
    (MPEG-1、MPEG-2はストリームタイプのみ認識可能)

動作環境

CPU Pentium4 1GHz以上
OS Windows XP 日本語版 SP2以降
メモリ(RAM) 512MB以上の空きメモリ(1GB以上推奨)

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