PRESS RELEASE/報道資料

動画の画質を客観的に分析評価分析的画質評価ツール「VQ-1000」の発売について

2007年11月14日


画面イメージ

 株式会社ニコン(社長:苅谷道郎)の子会社、株式会社ニコンシステム(社長:萩元雅夫)は、動画の画質を客観的に分析評価できる分析的画質評価ツール「VQ-1000」を2007年11月26日から発売します。なお本製品は、11月20日から22日まで、幕張メッセで開催される「国際放送機器展(Inter BEE 2007)」に出展します。

発売概要

商品名 分析的画質評価ツール「VQ-1000」
価格 1,000,000円(税込1,050,000円)
発売予定日 2007年11月26日
販売予定数 初年度100本

発売のねらい

 今回発売する製品は、画像圧縮処理された画像と原画像を比べて、ぼやけ、ブロック歪、ノイズ(ランダム付加ノイズ)、フリッカー(ちらつき)の四つの評価尺度で、画質の劣化現象を計測するための分析的画質評価ツールです。
 一般に、画像の品質を計測する場合、PSNR※1などに代表される統計的な値で、評価を行いますが、画質全体の品質を一つの尺度で表すため、値が悪かった原因を判明しにくいという問題がありました。また現状の画質評価は、人が目視にて画質の良し悪しを判断するために、時間と労力がかかり、評価基準も曖昧で結果にバラつきが生じがちでした。
 画質評価業務の効率化、コストダウン、そして定量化が関連各社の共通課題となるなかで、その課題を解決するソフトウェアベースの画質評価ツールです。また各社オリジナルの評価尺度で、画質を評価したい場合は、個々にカスタマイズ対応することで、最適なトータルソリューションを提供することが可能です。

  • ※1 PSNR: 画像の信号と混入したノイズとの比率(Peak Signal to Noise Ratio)。

主な特長

  1. 充実したグラフィック表示

     原画像に対して、最大二つの画像を評価できます。画質評価した結果は、原画像表示、評価画像表示、特徴量比較表示、各評価尺度の数値表示とインジケータ表示とグラフ表示など、視覚的に判断できる多様なグラフィック表示で確認できます。すべてのグラフィックが連動して表示されるので、効率的に画質の違いがわかります。

  2. リファレンス評価

     原画像と比較し、劣化現象をぼやけ、ブロック歪、ノイズ(ランダム付加ノイズ)、フリッカー(ちらつき)の四つの評価尺度とPSNRで評価します。評価結果は、数値、インジケータ、グラフでそれぞれ表示し、原画像と評価画像は、それぞれの特徴量表示や特徴量の差分表示にて画質の違いを確認できます。また評価結果の数値は、CSVファイルに出力できます。

  3. ノンリファレンス評価

     原画像が無く評価画像のみの場合は、ぼやけ度、ブラックアウト(NGとして判別する黒いフレーム)、部分ブラックアウト(フレーム内で生じる部分的な黒い領域)を評価します。ぼやけ度は、エッジ特徴を抽出して画像のぼやけ具合を数値で表し、ブラックアウトと部分ブラックアウトは、YUV※2の各値を任意に設定することで特徴的なフレームまたは領域を検出できます。

    • ※2 YUV: 1フレーム毎の輝度信号(Y)、青色の色差信号(U)赤色の色差信号(V)の非圧縮データ。
  4. バッチ処理機能

     大量の画像を評価する場合は、予め設定した条件で一括評価できます。設定条件は保存できますので、同一条件で繰り返し評価する場合や同じ画像に対して、複数条件で評価する場合など、業務の効率化を向上します。評価結果はログ出力されますので、同様の条件で画像を確認する場合は、再評価することなく効率的に評価結果を確認できます。

  5. しきい値設定によるNG判定

     設定したしきい値(ONとNGを分ける境界値)によりNGフレームを検出できます。しきい値は、任意に設定できますので、各ユーザーの評価基準により画質判定が行えます。

主な仕様

対応ファイル YUVフォーマット(Y、U、Vの面順次)
(ユーザー仕様に合わせてカスタマイズ可能))
画像サイズ フルHDまで対応
Chromaフォーマット 4:2:2、4:2:0

動作環境

コンピュータ
OS Windows XP
CPU Pentium4プロセッサー 3GHz以上
メモリ(RAM) 1GB以上の空きメモリ(2GB以上推奨)
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