PRESS RELEASE/報道資料

自動車などの機械部品の測定にも対応したコンパクト・軽量デザインの画像測定機CNC画像測定システム「iNEXIV VMA-2520」の発売について

2007年1月10日

 株式会社ニコン(社長:苅谷道郎)は、機械部品をはじめ、自動車産業・電子産業などで使われるさまざまな精密部品を自動測定できるコンパクトで、軽量デザインのCNC画像測定システム「iNEXIV VMA-2520」を開発。2007年1月15日より発売します。

発売概要

商品名 CNC画像測定システム「iNEXIV VMA-2520」
価格 カラーカメラ・セット 5,500,000円~(税込5,775,000円~)
白黒カメラ・セット  5,000,000円~(税込5,250,000円~)
(仕様により異なります。)
発売予定日 2007年1月15日
販売予定数 初年度 約300台

発売のねらい

 CNC画像測定システム「NEXIVシリーズ」は、光学測定技術とコンピュータによる画像処理技術を用いて、各種精密機器・電子部品などの寸法や形状を高精度・高速に自動測定・検査する装置です。CCDカメラで取り込んだ画像から被検物のエッジを検出、データ処理をすることで、オペレーターの人的誤差を排除して複雑な形状を多数測定することができます。
 今回発売する「iNEXIV VMA-2520」は、長年にわたり「NEXIVシリーズ」にて蓄積した設計ノウハウを継承し、さらに最新の画像転送処理技術を用いて、普及価格帯ながら、高い精度、信頼性、操作性を実現しています。また省スペース、コンパクトな設計なので、作業台など卓上での使用も可能です。国内はもとより海外のマーケットにおいて、多くのユーザーに受け入れられている普及型の機種のなかで、「iNEXIV VMA-2520」は、最新の技術と高い精度・操作性・信頼性を持った商品です。
 従来型に比べてZ軸ストロークを50mm伸ばして200mmとしているため、特に高さのある樹脂射出成形部品、機械部品の測定が可能です。部品受け入れ検査、出荷前検査を行う工程間検査部門などで、微細で複雑な形状の精密部品の検査に威力を発揮します。

主な特長

  1. 省スペース、軽量ながら測定高さ200mmを実現

     高さ方向を従来型より50mm延ばした200mmのZ軸ストロークを持ちながら、輸送時の最小高さを750mmに抑えたコンパクトな小型・省スペース設計です。さらに、構造材をすべてアルミ合金化したことにより、本体が約70kgという軽量化を実現しました。また、XY軸ストロークもクラス最大レベルの250×200mmと広いので、Z軸長ストロークと合わせて、機械部品、成型品、医療部品など、より大きな立体形状のサンプル測定も可能です。

  2. 立体形状の測定に最適化して新設計されたズーム光学系

     立体形状のサンプル測定に適した光学系として、低倍域をカバーした長作動距離光学系を新たに開発しました。高NA(0.11)、低ディストーション(0.1%以下)の対物レンズにて、従来の「NEXIVシリーズ」の特徴である優れた光学性能を継承しています。また、全倍率範囲で73.5mmの長作動距離を実現しました。最低光学倍率を従来型の0.5倍から0.35倍にしたことで、13.3×10mmの広視野を確保して、測定寸法箇所の特定を容易にしました。さらに、今回採用した全系統白色LED照明に対応して、白色LEDに特有の青色にも収差補正した3色色消し光学系を採用しています。高い測定精度を得るための高倍率・高分解能と、ティーチング作業やサーチのための低倍率・広視野という、両方のニーズを満たす5段階/10倍ズーム光学系を標準搭載しました。

  3. スピーディな高精度測定を実現する白色LED照明系

     垂直落射、透過、8分割LEDリング照明のすべての照明系に白色LED光源を採用しました。高輝度白色LED照明は色温度が一定でちらつきが少ないため、特にカラー観察時の測定精度が安定します。また、従来のハロゲン光源に比べて電圧変化時の調光反応が速く、調光を多数回必要とする場合は大幅なスループット向上が可能です。さらに、低消費電力、長寿命(約2万時間使用可能)です。

  4. 測定をサポートするオートフォーカス/高さ測定機構

     標準装備の画像AFに加え、63mmという長作動距離の高速レーザAFを用意しています(オプション)。新開発のVMA用レーザAFは、赤色半導体レーザ光を補助光とした非接触高さセンサーで、サブマイクロメートル相当の分解能で高さ検出が可能です。低倍観察でもオートフォーカスを使用でき、光学倍率に依存しないピント合わせと高さ測定を実現します。高精度で汎用性の高いZ軸測定が行えます。

  5. 進化したNEXIVの画像測定技術

     デジタル出力プログレッシブスキャン3CCDカメラ(カラーの場合のみ3CCD)をコントローラに接続し、より高度でシンプルなステージとの同期制御を行うことで、高速かつ高精度な寸法測定を実現しました。また、コントローラからは、汎用的なIEEE1394でホストPCに画像を転送するため、PC内のフレームグラバは不要です。セットアップが簡単で、ノートPCにての使用も可能となりました。

主な仕様

ストローク(X×Y×Z) 250×200×200mm
最小表示単位 0.1μm
被検物最大質量 15kg
最大許容指示誤差(XY) MPEE1XY:2+8L/1000μm(被検物質量5kg時)
MPEE2XY:3+8L/1000μm
(Z) MPEE1Z:3+L/50μm
カメラ カラー1/3型3CCD(プログレッシブスキャン)/
白黒(オプション)
作動距離 73.5mm/レーザAF使用時は63mm(オプション)
倍率/視野 0.35~3.5×/13.3×10~1.33×1mm
オートフォーカス 画像AF/レーザAF(オプション)
照明 透過、垂直落射、8分割LEDリング照明
供給電源 AC100V±10%、50/60Hz
消費電流 5A
寸法(W×D×H)/質量
本体
565×690×740mm(最小高さ時)/72kg
本体+測定台+コントローラ 650×700×1360mm/123kg
コントローラ 145×400×390mm/13kg
設置寸法(W×D) 2000×1000mm
(測定台、タワー型PCおよびラックを含む)
ホストコンピュータ
本体/OS
IBM PC/AT互換機/Windows XP Pro SP2以上
CRT 19型TFTカラー(タワー型PCの場合)
  • Windows は米国Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。

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