PRESS RELEASE/報道資料

次世代の動画圧縮規格「H.264」データを効率的に解析H.264 解析ツール「NH264B1」「NH264M1」の発売について

2004年6月29日

株式会社ニコン(社長:嶋村 輝郎)の子会社 株式会社ニコンシステム(社長:永田 浩)は、従来方式に比べて約2倍の圧縮率を実現するための国際規格「H.264」に準拠した動画ストリーム解析ツール「NH264B1(ベースラインプロファイル対応版)」と「NH264M1(メインプロファイル対応版)」を開発。

「NH264B1」を2004年7月から
「NH264M1」を2004年9月から販売を開始します。

なお、H.264解析ツール「NH264B1(ベースラインプロファイル対応版)」を7月7日から9日まで開催される「組込みシステム開発技術展(東京ビッグサイト)」に出品する予定です。

販売概要

商品名 H.264 解析ツール「NH264B1(ベースラインプロファイル対応版)」
価格 1,500,000円(税込1,575,000円)
販売開始時期 2004年7月
販売予定数 初年度100本
商品名 H.264 解析ツール「NH264M1(メインプロファイル対応版)」
価格 2,000,000円(税込2,100,000円)
販売開始時期 2004年9月
販売予定数 初年度100本

開発の背景

「H.264」規格は、ビデオ・データの圧縮方式の一つであり、従来方式(MPEG-4、H.263)に比べて、約2倍の圧縮率が可能になる国際規格です。最近、地上デジタル・テレビ放送の携帯端末向け放送や次世代DVDのCODEC(データを圧縮/伸張するソフトウェア)に採用されるなど、「H.264」規格への関心は非常に高まっています。

今後、携帯端末や次世代DVD、カーナビゲーションシステムといったアプリケーションの急速な発展に伴い、「H.264」規格に準拠したデータの検証や互換性のチェックなど、さまざまな場面で解析するためのツールの果たす役割は大きくなります。ところが、「H.264」には、高度で複雑な圧縮技術が盛り込まれているため、データ解析は非常に困難であり、膨大な時間と専門的な知識が必要です。

今回発表するH.264 解析ツール「NH264B1」「NH264M1」は、「H.264」規格に準拠したさまざまなアプリケーションを研究・開発する方々を強力にサポートします。専門的な知識がなくてもグラフィカルな表示により直感的に操作することができ、効率的に解析を行うことが可能です。また、これから同規格の知識を得ようとする方への教育用ツールとしてもご活用いただけます。

主な特長

  • マクロブロック表示

    ビデオ画像をマクロブロック(16×16ドットの小領域)単位に分割して表示します。マクロブロックをクリックすると、選んだマクロブロックの情報がビデオ画像の下に表示されます。

  • サブマクロブロック表示

    ビデオ画像をサブマクロブロック(16×16、16×8、8×16、8×8、8×4、4×8、4×4ドットの小領域)単位に分割して表示します。

  • 動きベクトル表示

    ビデオ画像をサブマクロブロック単位に分割して表示し、動きベクトルを矢印で表示します。

  • 量子化係数値表示

    輝度と色差の量子化係数の値をマクロブロック単位で表示します。

  • 参照ピクチャ

    選択したピクチャの参照ピクチャリストを画像表示する「参照ピクチャ表示」とフレーム単位でグラフ表示する「参照ピクチャ遷移グラフ表示」の2つの機能を搭載。

  • 統計処理

    読み込んだデータに対して統計的な処理を行うことができます。マクロブロック単位の符号量、フレーム単位の符号量などのグラフ表示、数値表示が可能です。

  • YUV成分比較

    指定したYUVファイルとデコード結果のYUVの成分を比較する機能です。比較ファイルとの差を視覚的に、また数値で表示します。

  • プレビュー機能

    ファイルを構成しているピクチャを別ウィンドウで連続再生することが可能です。

主な仕様

対応フォーマット MPEG-4 AVC/H.264
対応プロファイル
  • NH264B1:ベースラインプロファイル
  • NH264M1:メインプロファイル、ベースラインプロファイル
対応圧縮技術
  • [NH264B1/NH264M1共通]
    • Iスライス、Pスライス
    • イントラ予測
    • エントロピー符号化(CAVLC)
    • サブマクロブロック分割
    • 複数参照画像
    • デブロッキング・フィルタ
    • エラー耐性ツール
  • [NH264M1]
    • エントロピー符号化(CABAC)
    • Bスライス
    • 重み付け予測
    • インターレス
検証ストリーム JVT Conformance Stream

動作環境

CPU Pentium III 500MHz以上
OS Windows 2000 / Windows XP
メモリ (RAM) 256MB以上の空きメモリ(512MB以上推奨)
  • Windowsは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。

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