「デジタル画像対応」「システム拡張性」を追求したシリーズ最上位モデル生物研究用正立電動顕微鏡「ECLIPSE 90i」
2004年3月8日

株式会社ニコン(社長:嶋村 輝郎)は、生物・医学分野におけるさまざまな研究で顕微鏡に求められる基本性能をさらに高め、またデジタル化へ移行する顕微鏡像観察・記録、システムの拡張性を追求したシリーズ最上位モデル、生物研究用正立顕微鏡「ECLIPSE 90i」を開発。2004年4月1日から販売を開始します。
販売概要
| 商品名 | 生物研究用正立電動顕微鏡「ECLIPSE 90i」 |
|---|---|
| 価格〈税別〉 | 2,200,000円(税込2,310,000円)~ 標準明視野電動セット(セット内容により異なる) |
| 販売開始時期 | 2004年4月1日 |
開発の背景
生物正立顕微鏡は主に生物標本を観察する目的で、生物・医学・医療における最先端の研究機関、また大学や病院等の医療機関、検査センター他、さまざまな分野で活用されています。ニコンは今年1月にデジタル画像取得に最適化した研究用正立顕微鏡「ECLIPSE 80i」、エルゴノミクスを追求し快適な操作性を実現した臨床用正立顕微鏡「ECLIPSE 50i/55i」の販売を開始し、好評を得ています。
今回発表する「ECLIPSE 90i」は、「トータルシステムとしての使いやすさ」と「デジタル画像に最適化するための基本性能のさらなる向上」を開発の主眼に置いたシリーズ最上位電動モデルです。
「ECLIPSE 90i」は、単なる電動顕微鏡ではなく、既に発売しているデジタルカメラ 「Digital Sightシリーズ」やアプリケーションソフトウェア「ACT-2U」との組み合わせで、より使いやすいデジタル画像システムを構築することができます。またそれら以外にも充実のオプション電動アクセサリから、アプリケーションに応じてシステムを容易に拡張することが可能です。モニタ上のアイコン操作や専用エルゴコントローラーで顕微鏡やカメラの一括操作ができ、明視野での画像オートフォーカスも可能です。
ニコンは顕微鏡の基本性能が、結果としてのデジタル画像の良否を左右する重要な役割を果たすと考えています。デジタル画像取得を考慮した、視野周辺までムラなく明るく解像力のある対物レンズの開発やフォーカス制御精度の向上、ボディ剛性のアップなどにより、さらに高品質のデジタル画像を生み出す顕微鏡システムを今後も開発していきます
主な特長
- 顕微鏡メーカーならではのトータルシステム
- 用途に合わせ、さまざまなシステム構築が可能
- 世界初のPCレス蛍光顕微鏡画像システム
顕微鏡「90i」+電動デジタルイメージングヘッド「DIH-E」 + デジタルカメラ「DS-5M/c-L1」
「DS-5M/c-L1」の液晶モニタ上で観察しながら、顕微鏡およびカメラのコントロールの状態確認、画像取得のすべてをパソコンなしで行うことが可能です。 - PCコントロール 蛍光顕微鏡画像システム
顕微鏡「90i」+電動デジタルイメージングヘッド「DIH-E」+ デジタルカメラ「DS-5M/c-U1」+アプリケーションソフト「ACT-2U」+PC パソコンモニタ上の直感的なアイコン操作により、顕微鏡・カメラをトータルでパソコンからコントロール。画像取得や処理も含むシステムを簡単に構築できます。
- 世界初のPCレス蛍光顕微鏡画像システム
- ネットワークにも対応
ネットワークを利用して、取得画像の転送も簡単に行えます。
- 用途に合わせ、さまざまなシステム構築が可能
- エルゴノミクスを追求し、快適な観察を実現
- ステージも含め、ほぼすべての操作を電動化。フォーカスノブ周りに集中的に配置した操作ボタンにより、観察しながら簡単に操作が可能です。
- 新開発のエルゴコントローラーには、顕微鏡と同様なステージハンドルやフォーカスノブを装備。モニタの前で、まるで顕微鏡を操作しているかのように、操作・観察・画像取得が行えます。
- 対物レンズの切り換えに合わせて、視野絞りや明るさを自動調整。最適な状態での観察が可能です。
- 顕微鏡用カメラ「Digital Sightシリーズ」と組み合わせるだけで、明視野での画像オートフォーカスが可能。
- 蛍光、微分干渉法といった各種観察方法やユーザー任意設定への切り換えも、エルゴコントローラーやモニタ上のアイコンのクリック操作で素早く簡単に行えます。
- デジタル画像への最適化のための基本性能の向上
- 本体照明系にフライアイレンズ光学系を搭載し、より均一な照明を実現。
- 新開発の対物レンズ「PLAN APO VCシリーズ」を採用し、視野周辺まで劣化のない画質と色収差の低減により、高解像でムラのない画像が観察できます。
- 「観察鏡筒」「蛍光装置」「2ポート」「ズーム光学系」を一体化。デジタル使用と蛍光観察のための「DIH」を新開発。電動/手動モデルから選択でき、顕微鏡本体の電動モデル90i/手動モデル80iと自由に組み合わせ可能です。
- 本体フォーカス部に、0.05マイクロメートルステップで制御可能な高精度リニアエンコーダ内蔵により、飛躍的な精度向上を実現しました。コンフォーカル、デコンボリューション等のアプリケーションに対応します。
- ステージ上下動部の剛性の強化を図り、高倍観察時の像ブレを低減し、安定した観察が行えます。
主な仕様
| 本体 | 粗微動電動式 電動視野絞り内蔵 DIH-Eも含め主な電動部の操作スイッチを本体に装備
|
|---|---|
| 電動デジタルイメージングヘッド 「DIH-E」 |
観察鏡筒一体型 電動式6連蛍光ターレット(ノイズターミネータ) 電動アナライザ/視野絞り/シャッター内蔵 電動ズーム(0.8×-2.0×)光学系内蔵 2ポート(電動光路切換) 開口絞り、NDフィルタ |
| 電動レボルバ | 7穴/DIC6穴 |
| 電動ユニバーサルコンデンサ | 電動式7穴ターレット 電動式開口絞り |
| 電動透過NDフィルタユニット | ドットパターンNDフィルタによる自動調光 |
| 電動XYステージ・エルゴコントローラー | (開発中) |
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