PRESS RELEASE/報道資料

高精細デジタル画像によるコンクリート構造物の点検調査を支援ニコン「画像診断支援ソフト GS-1 Ver.6.0」の発売について

2003年7月15日


「画像診断支援ソフトGS-1 Ver.6.0」による合成画像(上)と損傷部トレース(下)

株式会社ニコン(社長:嶋村 輝郎)の子会社 株式会社ニコンシステム(社長:磯部 司郎)は、各種画質調整を一括して行えるマクロ処理機能や充実した画像合成機能・損傷図スケッチ機能などを備え、効率的に橋りょう、トンネルなどのコンクリート構造物の劣化診断をサポートする

「画像診断支援ソフト GS-1 Ver6.0」

を開発。2003年7月25日から販売を開始します。

販売概要

商品名 ニコン「画像診断支援ソフト GS-1 Ver.6.0」
価格〈税別〉 94万円(仕様により異なる)
販売開始日 2003年7月25日
販売予定数 初年度 150本

開発の背景

「画像診断支援ソフト」は、デジタルカメラなどで撮影した画像をコンピュータに取り込み、各種コンクリート構造物の劣化・損傷データの作成、分析などを行うための専用ソフトウェアです。高精細デジタル画像を利用して劣化診断を行うニコン独自の画像診断支援システムは、現場での長時間にわたる点検作業やその後の煩雑な事務処理を低減し、簡単に劣化診断を行えるシステムとして、1998年の発売以来高い評価を得ています。

構造物の維持・管理に対する関心が高まる中、一昨年の4月にはコンクリート診断士の資格制度も導入され、橋りょう、トンネルなど多岐にわたるコンクリート構造物について、より効率的で正確な劣化診断が必要とされてきています。

今回販売を開始する「画像診断支援ソフト GS-1 Ver.6.0」は、こうしたニーズに対応するために、2002年6月発売の「GS-1 Ver.5.0」の機能をバージョンアップし、商品化したものです。フォルダ内の画像の画像合成を一括して行えるフォルダ合成機能や色抽出による面積計算、さらに座標合成機能、損傷図スケッチ機能、マクロ処理機能などを強化し、より効率的に作業を行え、多様なコンクリート構造物の劣化調査診断をサポートします。

主な特長

  • 画像合成機能を充実

    部分撮影した各画像が所有するX、Y座標に基づき、複数枚の画像についてあおりを修正しながら自動で行う一括合成。2画像の重複部のパターンマッチングによるマニュアル合成。2点指定で生じる結合面での微妙な位置ずれを自動補正する多点画像合成など、さまざまな画像合成機能を装備しています。

    新たな機能として指定したフォルダ内の画像をすべて一括して合成するフォルダ合成機能などを追加、用途に合わせて的確に部分画像を合成し、全体画像を高精細に再現することができます。

  • 充実した画像処理機能

    画像の明るさ、コントラスト、色相調整等の画質調整に加え、独自の画像変換処理でひび割れの特徴を抽出するなど、正確な損傷部の確認、判定が可能です。

    損傷部のひび割れなどをトレースして作成する損傷スケッチ図を画像ファイル(JPEG、ビットマップ形式)として保存。ひび割れの座標データをそのままエクセルファイルにダウンロードする座標データ出力機能や、DXF形式のファイルとしてCAD対応保存も可能です。

  • 損傷部の測定およびスケッチ図の作成

    損傷スケッチ図から、損傷部の長さおよび面積の自動測定、指定個所のスケール表示やプリントアウトができます。

    画像データから漏水部や遊離石灰部等を色抽出し、対応座標に応じた面積計算が可能です。

  • 曲率補正機能を強化

    曲率をもった対象面の画像を補正し、正対した状態の平面画像に変換する曲率補正機能を強化。特に、トンネルなど湾曲した画像の多い構造物の診断に有効です。

  • ニコンデジタルカメラに対応

    一眼レフタイプのニコンデジタルカメラ「D1シリーズ」や「D100」に対応。高画質な画像データを取り込んで、より詳細なひび割れのデータ分析が可能です。

    D1X 使用の場合、短辺4メートル画角の撮影画像から0.2ミリメートルのひび割れを確認できます。

主な動作環境

コンピュータ
OS Windows95/98/Me/2000/およびNT/XP
CPU Pentium 300MHz以上
メモリ 512MB以上
ハードディスク GS-1 Ver.6.0 インストール時に2GB以上の空き
モニタ
解像度 640×480ピクセル以上のカラーモニタ
表示 16ビットHigh Color以上
  • Pentiumは、米国Intel Corporationの登録商標です。
  • MicrosoftおよびWindowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。

  • こちらに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。販売が既に終了している製品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。