PRESS RELEASE/報道資料

顕微鏡のイメージを一新、マウスクリックだけで操作が可能ニコン デジタルマイクロスコープ「COOLSCOPE」の発売について

2003年5月22日

株式会社ニコン(社長:嶋村 輝郎)は、接眼レンズのないシンプルな外観に、顕微鏡観察、撮影、ネットワークといった多彩な機能を満載したデジタルマイクロスコープ「COOLSCOPE」を開発、2003年6月2日より販売を開始します。

顕微鏡とデジタルカメラの両方をラインアップに持つ、ニコンならではのこれまでにない新コンセプトの商品です。煩雑な光学的調整などを省き、マウスクリックだけで試料の観察や撮影、またウェブ機能による観察画像の送信/共有といったすべての操作を実現。これまでの“顕微鏡”が持つイメージを一新させる、ユーザーフレンドリーな観察を可能にしました。

販売概要

商品名 ニコン デジタルマイクロスコープ「COOLSCOPE」
(電源コード、コンパクトフラッシュカード[32MB]付)
価格(税別) 150万円(モニタ、マウス別)
販売開始日 2003年6月2日
販売予定数 初年度 1,000台

開発の背景

最先端研究分野から日常の検査業務において欠かすことのできない顕微鏡の観察方法は多様であり、そのニーズに合わせてさまざまにシステムの拡張が図られてきました。その一方で、例えば医療分野では、顕微鏡を使用しての作業の効率化、ネットワークを使った画像の共有化などを求める声も少なくありません。

今回発売する「COOLSCOPE」は、マウスによる集中操作、ネットワーク機能をキーワードに、こうした要望を実現した、これまでにない新しいコンセプトの商品です。簡単なデジタル画像撮影から、カンファレンスや教育用、離れた場所の医師とのコンサルテーションなどにもご利用いただけます。

「デジタル顕微鏡」と称する商品が数多くある中で、本格的な機能を持つ「COOLSCOPE」は、それらとは一線を画するものです。この新しいコミュニケーションツールの提案により、顕微鏡の用途はさらなる拡がりをみせることとなります。

主な特長

  • タワー型の本体とモニタ、マウスだけのシンプル設計

    顕微鏡とデジタルカメラの機能をひとまとめにしたオールインワン設計。

    顕微鏡には欠かせなかった接眼部をなくし、モニタで観察を行うため自由な姿勢で複数でも観察が可能です。

  • 簡単操作
    • マウスによる集中操作

      プレパラート(試料)をトレイに載せた後はすべてマウスクリックで、観察位置の移動、ピント合わせ、倍率の切り換え等を電動化しました。すべての操作をマウスで行えるため、モニタに集中できます。そして「撮影ボタン」をワンクリックするだけで、みたままの画像をコンパクトフラッシュカードに、またはネットワーク経由でサーバに保存することができます。

    • 最適画像を簡単に観察

      明るさやコントラストは観察倍率に連動して自動調整。最適な画像を簡単に観察できます。

  • ネットワーク機能

    ネットワーク・インターフェースとウェブ機能の搭載により、離れた場所のパソコンから「COOLSCOPE」の画像をほぼリアルタイムで共有したり、「COOLSCOPE」を操作したりすることが可能です。

  • ユニークな新機能
    • マクロ画像(プレパラートの全体像)表示

      検査臨床分野においては特に、マクロ画像全体を観察してから、ポイントを拡大して観察することが必要です。「COOLSCOPE」はモニタ上で、マクロ画像とミクロ画像(部分拡大像)の同時表示が可能であり、拡大観察している位置もマクロ画像上に表示されます。

      また、マクロ画像上で拡大してみたい部分をクリックすれば、瞬時にその部分が拡大表示されるため、効率よく観察することができます。

    • メモリ機能

      「メモリ機能」を使えば、観察時の位置や倍率、絞り、明るさといった情報を保存しておくことが可能です。後でもう一度観察したい状態を登録しておけば、観察位置や倍率を変えた後でも、記録した観察状態を簡単に再現することができます。

主な仕様

観察可能な試料 カバーガラス付プレパラート 1枚
(スライドガラス+試料の厚さ:1.7mmまで)
対応スライドガラス 厚さ:1.2mm、幅:26mm、長さ:76mmまで
(JIS R3703-1998またはISO 8037に適合)
対応カバーガラス 厚さ:No.1=0.17mm、No.1・S=0.18mmまで
(JIS R3702-1996またはISO 8255に適合)
観察方法 明視野透過観察
観察可能範囲 プレパラート全面(26×76mm)
表示画像 マクロ画像(プレパラート全体像)、ミクロ画像(部分拡大像)
光学系 無限遠補正CF光学系
照明系 白色LED
焦準機構(電動) オートフォーカス、マニュアル
撮像素子 2/3型CCD
(総画素数5.24メガピクセル、有効画素数5.07メガピクセル)
撮像感度 2400lx、F5.6以上、ISO260相当
A/D変換 12bit
倍率切換(電動) 撮像素子上:5×、10×、20×、40×(ミクロ画像)
電子ズーム 全画面表示時:1.4×、2×、2.8×、4×、16×(ミクロ画像)
露出制御 プログラムAE/AEロック機能付
測光方式 平均測光、ピークホールド測光
画像補正 ホワイトバランス(セット方式色バランス調整可)、
ガンマ補正(4種)、シェーディング補正
絞り オート、マニュアル設定可
外部モニタ出力 アナログRGB:SXGA(1280×1024、60Hz)可
ライブ表示モード 1.3Mプログレッシブモード(7.5フレーム/秒、最大)、
5.0Mインターレースモード(3.75フレーム/秒、最大)
記録画素数 2560×1920ピクセル、1280×960ピクセル
記録画像ファイル形式 BMP、JPEG準拠(圧縮率3段階選択)
記録媒体 コンパクトフラッシュカード(Type I、Type II)
ネットワーク Ethernet(10/100Base-TX)、HTTPサーバ、TelNetサーバ、
FTPサーバ、FTPクライアント
インターフェース USB1.1ホストポート
(USBマウス、USBキーボード、専用USBプリンタ接続)
電源 AC100-240V、50/60Hz
消費電力 120VA
質量(重さ) 本体:約18.5kg
  • ダイレクトプリント用プリンタCP900D(三菱電機社製)

  • こちらに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。販売が既に終了している製品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。