最新の研究ニーズに対応する基本性能と拡張性を実現ニコン 研究用倒立顕微鏡 ECLIPSE TE2000を11月30日発売

2001年11月12日

株式会社ニコン(社長:嶋村 輝郎)は、高度化、多様化するバイオサイエンス分野の研究ニーズに応える基本性能と、各種アプリケーションへの柔軟な拡張性を実現した研究用倒立顕微鏡、ニコン 研究用倒立顕微鏡 ECLIPSE(エクリプス)TE2000、TE2000-U 標準位相差セット(希望小売価格 1,737,500 円(消費税別))(写真右)、TE2000-S 標準位相差セット(希望小売価格 822,500 円(消費税別))を、2001年11月30日に発売いたします。

なお、本商品は、「日本分子生物学会」(12月9日~12日、於:パシフィコ横浜)に出展いたします。

開発の背景

倒立顕微鏡は、対物レンズが顕微鏡ステージの下面に位置しているので、ステージ上面に広くスペースを取ることができます。そのため、シャーレやペトリディッシュといった特殊容器を使用した、生体細胞の観察や記録が可能な顕微鏡です。

この倒立顕微鏡の特性を利用して、カルシウムイオンの動態解析、神経伝達機構の解明・解析、そして遺伝子分野でのタンパク質の機能解析といった、生物、医学、医療などの分野で最先端の研究観察がおこなわれています。最先端の研究分野や医療機関では、研究手法の発展や多様性に伴い、顕微鏡の拡張性や基本性能の向上などの要望が高まっています。

今回発売のニコン研究用倒立顕微鏡 ECLIPSE TE2000 は、このような要望を満たすべく、ニーズを先取りした開発をいたしました。

主な特長

  • さまざまな研究手法に対応できる拡張性

    ECLIPSE TE2000-U は、フロント、左右、観察ポートと、4 つのポートを標準装備※1。また、左右の独立したサイドポートは、ボディと像面間の距離を 37mm 延長(当社従来比)し、拡張性をより持たせています。さらに、鏡基と対物レンズの間を、最大 80mm 確保できる階層構造を採用し、レーザなどの各種アプリケーションの導入にも柔軟に対応。

  • 鮮明な蛍光像を実現

    蛍光ブロックに、ニコン独自のノイズターミネータ機構を採用。迷光をより確実に吸収し、ノイズを減少、蛍光 S/N 比を大幅に向上し、より鮮明な蛍光像を取得。

  • 操作性を追究したエルゴノミクス・デザイン

    最適な検鏡を実現させるため、ほとんどの基本操作を手元に集中したフロントオペレーション、対物レンズの切り換えや補正環操作のしやすい横向きレボルバ、俯角25度の双眼鏡筒など、使いやすさを徹底して追究。

  • 剛性、熱安定性を向上

    徹底した CAE 解析で、剛性・耐振性を大幅に向上し、多様化している研究や実験に対応。また、室温の変化に伴うフォーカス誤差を最小限に抑制する熱安定性を強化。

  • ニコン独自の無限遠補正光学系 CFI60 システム※2 を搭載

    ニコン独自の規格を採用した無限遠補正光学系 CFI60 システムを搭載。色収差を抑え、高解像度、高コントラストの優れた光学性能を実現。

  • ※1「ポート」:ECLIPSE TE2000-S は、観察、左サイドの 2 ポート。
  • ※2「CFI60 システム」:Chromatic Aberration Free Infinity System と対物レンズ同焦点距離 60mm にちなんだ光学系の名称。対物レンズ、接眼レンズの倍率色収差をそれぞれ単独に補正するニコン独自のCF(Chromatic aberration Free)光学系と、中間鏡筒の拡張が可能になるなどシステム化の自由度が大きい無限遠補正(Infinity correction)光学系を融合した理想的な光学系。

主な仕様

TE2000-U TE2000-S
本体部 本体 3 層ボックススタイル
ポート 4(観察、フロント、左サイド、右サイド) 2(観察、サイド)
焦準機構 レボルバ上下動方式、上下動ストローク:上方 7mm、下方 3mm
粗動ストローク:4.9mm / 一回転
微動ストローク:0.1mm / 一回転
微動最小目盛り:一目1μm
粗動再焦準機構付き(TE2000-Uのみ)、粗動トルク調節可能
その他 調光ボリューム、ライトON/OFFスイッチ
鏡筒 T-TD 双眼鏡筒、T-TS 双眼鏡筒、T-TI 中間鏡筒
接眼レンズ CFI 10×、12.5×、15×
照明支柱 T-DH 100W 照明支柱、T-DS 30W 照明支柱
コンデンサ SLWD、ELWD、LWD、HMC、ELWD-S コンデンサ
レボルバ T-N6 6 レボルバ、T-ND6 DIC 6 レボルバ
ステージ 一軸垂直右ハンドルメカニカルステージ (ストローク:左右70mm × 前後50mm)

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