杭芯位置の確認にGPSを活用 !株式会社ニコンジオテックスと大浦工測株式会社が「GPS杭芯確認システム」を発売

2001年3月5日

株式会社ニコン(社長:吉田 庄一郎)の子会社である株式会社ニコンジオテックス(東京都大田区南蒲田2丁目、社長:倉本 豊壽)は、建築測量の大手である大浦工測株式会社(http://www.oura.co.jp/)(東京都北区浮間2丁目、社長:大浦 達司 氏)と共同で、GPS を用いて構造物の建築現場に設置した杭芯墨出(すみだし)位置を効率的に確認・検測するシステム、「GPS 杭芯確認システム」(GPS 受信機、GPS アンテナ、ハンディターミナル、パソコン、解析ソフト一式)(価格(消費税別) 17,650,000 円)を開発、このほど発売いたしました。

開発の背景

本商品は、建築現場における杭芯位置(構造物の柱の位置)を RTK-GPS(リアルタイムキネマティック - 全地球測位システム)観測を利用して確認・検測するシステムです。

一般的に構造物の建築現場では、杭芯位置を座標化し、杭芯墨出専門施工業者が、トータルステーションなどの測量機の測設機能を利用して杭芯位置に仮杭を設置、もしくはコンクリート打ちした面に墨出し(マーキング)します。その後、柱の打ち込みの前に、施工管理者・責任者が杭芯位置の管理・確認作業をおこないます。しかし、トータルステーションを使用する従来の確認方法では、機器の操作方法そして観測値の取り扱いに専門的知識が必要とされています。さらに実際の作業段階では、すでに現場に重機が持ち込まれていたり、また建造物も一部出来始めているなどの理由から、観測点までの視通を必要とするトータルステーションでは杭芯位置の管理・確認が難しいなどの問題点がありました。

今回開発した「GPS 杭芯確認システム」は、こうした現場のニーズに対応するため、大型構造物の墨出作業を数多く手がけている大浦工測株式会社と共同で商品化したものです。観測位置にアンテナを設置すれば瞬時に座標位置を確認できる RTK-GPS 観測を利用して杭芯位置を検測。水平方向の視通が不要で、工事開始後でも観測が可能です。また、煩雑な操作が不要で、誰でも簡単に作業をおこなうことができます。さらに、墨出しのためのコンクリート打ちを最小限に抑えることで、廃材の削減につなげることもできます。本システムを導入し、正確かつ効率的に杭芯位置の管理をおこなうことで、設定ミスによる再施工そして工期の延長を防ぎ、それに伴う費用の発生を抑えることが可能です。

主な特長

  • リアルタイムで杭芯位置の確認が可能

    観測したい位置に GPS アンテナを設置すると、瞬時にその地点の座標値を算出し、ハンディターミナルに表示。あらかじめ記録しておいた設計座標値と観測値を比較すれば、杭芯位置が正しいかどうかを瞬時に判断することが可能。

  • 簡単に報告書の作成が可能

    ハンディターミナルには、設計座標値、観測座標値、座標較差等をテキスト形式で記録可能。表計算ソフト「Microsoft Excel」など市販のソフトを使用すれば、記録したデータをそのまま活用して簡単に報告書を作成することができ、「ISO 9000」等で規定されている工程内検査を確実に実施することが可能。

大浦工測株式会社の概要

社名 大浦工測株式会社(http://www.oura.co.jp/)
設立 昭和44(1969)年5月
資本金 12,000,000 円
所在地 東京都北区浮間2-25-1
代表者 代表取締役 大浦 達司 氏
従業員数 約330名(平成12(2000)年6月現在)
業務内容 建設測量(墨出し工事)、一般測量工事など
施工実績 東京都庁第一庁舎・第二庁舎、サンシャイン60、東京ガス新宿、新宿高島屋、横浜ランドマークタワー、三菱重工横浜ビル、横浜国際総合競技場、東京ドーム、東京国際フォーラム、東京都体育館など

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