5点測距オートフォーカス・3D-10分割マルチパターン測光搭載高性能と手軽さを両立させたスピードライト内蔵AF一眼レフ「ニコン F80D / F80S」を4月27日発売
2000年2月23日
改訂(発売日決定):2000年4月6日

株式会社ニコン(社長:吉田 庄一郎)は、5 点測距オートフォーカスと3D-10分割マルチパターン測光を搭載し、操作性にも考慮したスピードライト内蔵AF一眼レフカメラ、ニコン「F80D」(希望小売価格:ボディ本体(ストラップ付)88,000 円(消費税別)、AI AF Zoom-Nikkor 28~80mmF3.5~5.6D<New>レンズ付 113,000 円(消費税別)(写真))、ニコン「F80S」(希望小売価格:ボディ本体(ストラップ付)102,000 円(消費税別)、AI AF Zoom-Nikkor 28~80mmF3.5~5.6D<New>レンズ付 127,000 円(消費税別))を、平成12(2000)年4月27日に発売いたします。
発売の背景
ニコン「F80D / F80S」は、ハイアマチュアカメラマンをターゲットにしながら、一眼レフ初心者にも簡単にお使いいただける、汎用性の高いスピードライト内蔵オートフォーカス一眼レフレックスカメラです。プロカメラマンやハイアマチュアから評価の高い一眼レフカメラ ニコン「F5」、「F100」のコンセプトやデザインを継承し、オートフォーカス、露出制御は上級機に匹敵するほどの本格的な装備になっております。しかも、操作系は 2 つのコマンドダイヤルと大型外部表示パネルの採用で、一眼レフ初心者の方にも分かりやすい配慮を施しています。軽量・コンパクトなボディに、最先端の高性能と使いやすさを凝縮しています。
さらに「F80S」では、このクラスの機種では初めて、「コマ間データ写し込み機能」を採用。フィルムのコマ間に「シャッタースピード」,「絞り値」,「露出補正値」のデータを自動で写し込むことができますので、作品の撮影データを簡単、確実に記録できます。
主な特長
- 5点測距オートフォーカス
画面中央・上・下・左・右に測距点があり、被写体が中央から外れても確実にピント合わせが可能。動きの激しいスポーツ撮影のようなシーンでも 5 点が被写体を捉え、ピントを合わせ続けます。測距素子には新開発の「マルチCAM900」オートフォーカスモジュールを採用、「ダイナミックAFモード」や「予測駆動フォーカス」によって優れた動体撮影を発揮。
- 世界初、視認性に優れた「バリブライト・フォーカスエリア」
選択したフォーカスエリアを、低輝度時には照明装置により赤色に点灯、明るい被写体であれば黒色に表示する「バリブライト・フォーカスエリア」を採用。認識性の高いファインダーを実現。
- 世界初、格子線表示が可能な「マルチディスプレイスクリーン」
構図決定に役立つ縦、横方向を各 3 分割した「3 分割法」を含めた格子線を表示できます。また、中央や周辺の格子線を利用すれば、従来の方眼スクリーンと同様に風景写真や建築写真などで、構図上の配置や画面の傾きを確認することもできます。
- 「3D-10分割マルチパターン測光」
撮影画面を、測距点と対応した測光エリアで10分割し、さらに「D タイプニッコールレンズ」※ から得られる距離情報も加味して総合的に撮影シーンを分析、最適な露出値を決定。逆光やコントラストの高いシーンでも、見た目に近い自然な明るさをフィルム上に再現。もちろん、「中央部重点測光」、「スポット測光」に切り替えて使用可能。
- ※「D」は Distance(距離)を表し、レンズの距離リングに連動するエンコーダを内蔵して、被写体までの距離情報をカメラボディ側へ電子的に伝達する機能を持ったレンズの総称。
- コマ間データ写し込み(「F80S」のみ)
「F80S」には、これまではニコン「F5」、「F4」など最高機種の交換式データバックだけの機能であった「コマ間データ写し込み」機能を装備。撮影した画面を損なうことなく、フィルム上のコマとコマの間の部分に「シャッタースピード」、「絞り値」、「露出補正値」を自動で写し込みます。作品作りの撮影データの記録・保管が、より便利で確実に。
- 多機能な内蔵スピードライト
28mmレンズの画角をカバーするガイドナンバー12(ISO100・m)のスピードライトを内蔵、夜間や室内の撮影も簡単におこなえます。「3D-マルチBL調光」で、被写体と背景とのバランスも考慮して発光量を決定し、夜景をバックにした撮影や反射率の高いものが入るシーンでも、自然な描写が得られます。また、従来の内蔵スピードライトより発光位置を高くして(=レンズ光軸から発光位置を離して)いるため、レンズ先端部によるケラレが減少し、また赤目低減にも効果的。
- 多彩なカスタムセッティング
18項目(「F80S」は19項目)に及ぶ多彩な設定が可能。使い方や好みに合わせて、機能の選択ができます。
- 充実の周辺機能
AF補助光、電子プレビュー、視度調整機構、オートブラケティング、多重露出、液晶イルミネータ、レリーズソケットなど豊富な周辺機能を装備しています。
- 基本構造は堅牢なつくり
レンズマウントは耐久性に優れ、交換レンズをしっかりと固定する金属製レンズマウント。また、アパーチャーのフィルム走行面には、金属ガイドレールを採用、フィルムの平面性をより確実に保持。さらに、一眼レフレックスカメラならではのペンタ部には、ガラスペンタプリズムを使用。
- 別売専用アクセサリー
- バッテリーパック MB-16(希望小売価格 8,000 円(消費税別))(LR6 単 3 形アルカリ乾電池、または単 3 形のリチウム、ニカド、ニッケル水素電池各4本での使用可能),
- セミソフトケース CF-59(希望小売価格 5,000 円(消費税別)),
- セミソフトケース CF-60(希望小売価格 5,500 円(消費税別))
主な仕様
| 型式 | モーター、スピードライト内蔵 35mm(135)判 一眼レフレックス 電子制御式フォーカルプレーンシャッター オートフォーカスカメラ |
|---|---|
| 露出制御 | [P]:マルチプログラムオート(プログラムシフト可能)、 [S]:シャッター優先オート、 [A]:絞り優先オート、 [M]:マニュアル露出 |
| 画面サイズ | 24 × 36 mm |
| レンズマウント | ニコン F マウント(AFカップリング、AF接点付) |
| 交換レンズ |
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| ファインダー | アイレベル式ペンタプリズム使用 |
| ファインダー視度 | -1.8 ~ +0.8 Dp. に調節可能 |
| アイポイント | 17mm(-1.0Dp.時) |
| ファインダー スクリーン |
専用(クリアマットスクリーンII) (フォーカスフレーム付、構図用格子線表示可能) |
| ファインダー視野率 | 約 92 %(対実画面) |
| ファインダー倍率 | 約 0.75 倍(50 mmレンズ使用、∞、-1.0Dp. 時) |
| ファインダー内表示 (イルミネーター付) |
ピント表示(合焦、合焦不能警告)、測光モード表示、AEロック表示、シャッタースピード表示、絞り表示、露出モード表示、露出インジケーター、露出補正インジケーター、露出補正マーク、フィルムカウンター、露出補正値表示、レディライト、多重露出マーク、フォーカスエリア表示、調光補正マーク、フォーカスフレーム(エリア) 5 点 / スポット測光エリア、中央部重点測光エリア、構図用格子線表示可能 |
| ミラー | クイックリターン式 |
| レンズ絞り | 瞬間復元式、プレビューボタン付 |
| オートフォーカス | TTL 位相検出方式、 「マルチCAM900」オートフォーカスモジュールにより検出、 AF補助光付(約0.5~3m) |
| オートフォーカス 検出範囲 |
EV -1 ~ 19(ISO100、常温時) |
| レンズサーボ | AF:オートフォーカス 1)シングルAFサーボ(AF-S)(ピントが合うとフォーカスをロック) 2)コンティニュアスAFサーボ(AF-C)(被写体の動きに合わせピントを追い続ける)、 AF-S、AF-Cでは被写体条件により自動的に予測駆動フォーカスに移行 M:マニュアルフォーカス |
| フォーカスエリア | 5 カ所のフォーカスエリアの中から 1 箇所を選択可能 |
| AFエリアモード |
|
| フォーカスロック | AE/AFロックボタン、またはシングルAFサーボ(AF-S)時にシャッターボタンの半押しにより可能 |
| 測光方式 | TTL 開放測光方式(以下の 3 測光モードより選択可能:使用するレンズによっては制限あり) 1)3D-10分割マルチパターン測光、 2)中央部重点測光:φ12mm の範囲を測光(中央重点度約"75%")、 3)スポット測光:φ4mm 相当の範囲を測光(全画面の約1%) |
| 測光範囲 | 1)3D-10分割マルチパターン測光:EV 0 ~ 21、 2)中央部重点測光:EV 0 ~ 21、 3)スポット測光:EV 3 ~ 21 (いずれも常温、ISO100、50mm F1.4レンズ使用時) |
| 露出計連動 | CPU 連動方式 |
| 露出補正 | +/- 3 段の範囲で1 / 2 段ステップで補正可能 |
| AEロック | AE/AFロックボタンにより輝度(BV)値をロック |
| オート ブラケティング |
撮影枚数:2 コマまたは 3 コマ、 補正ステップ:-2~+2段(1/2段ステップ)の間で可能 |
| フィルム感度設定 連動範囲 |
DX 方式による自動設定、マニュアル設定のいずれも可能 ISO 25 ~ 5000(DX時)、 ISO 6 ~ 6400(手動設定時:1/3 段ごとにセット可能) |
| シャッター | 電子制御上下走行式フォーカルプレーンシャッター |
| シャッタースピード |
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| シンクロ接点 | X 接点のみ(半導体方式)、 1 / 125 秒以下の低速シャッタースピードで同調 |
| 内蔵 スピードライト |
押しボタン操作による手動ポップアップ方式 ガイドナンバー12(ISO100・m常温) 照射角は、28 mmレンズの画角をカバー フィルム感度連動範囲 ISO 25 ~800 |
| スピードライト の調光方式 |
TTL自動調光 5 分割センサー一体型ICによる以下の調光制御:
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| シンクロモード | 先幕シンクロ / 赤目軽減 / 赤目軽減スローシンクロ / スローシンクロ / 後幕シンクロに設定可能 |
| レディライト | 内蔵スピードライトおよび SB-28・28DX・27・26・23 等使用時に充電完了で点灯、 スピードライトのフル発光時には、点滅して露出警告 |
| アクセサリーシュー | ホットシュー(フラッシュシンクロ接点、TTL 自動調光用(ストップ信号)接点、レディライト用接点、モニター信号接点、GND 付) セーフティロック機構付(ロックピン付スピードライト装着時は、ロック穴に自動挿入にて外れを防止) |
| セルフタイマー | 電子制御式、作動時間約 10 秒 |
| プレビューボタン | プレビューボタンにより絞り込み可能 |
| フィルム装てん | 順巻き式イージーローディング(フィルムセット完了後、裏ぶたを閉じるとフィルムカウンター「1」まで自動空送り(シャッター、ミラーは不作動)) |
| フィルム巻き上げ | 内蔵モーターによる自動巻き上げ(1コマ巻き上げ・連続巻き上げ切り換え可能、 巻き上げ速度:1)1コマ巻き上げ、2)連続巻き上げ約 2.5 コマ/秒(フォーカスモード M、露出モード M、シャッタースピード 1/125 秒以上、「F80S」はコマ間データ写し込み非設定、36枚撮りフィルム使用時の平均値、新品電池使用時) |
| フィルム巻き戻し | 内蔵モーターによる自動巻き戻し、 巻き戻し時間:36枚撮りフィルムで約15秒(高速巻き戻し、新品電池使用時)、 約23秒(サイレント巻き戻し、新品電池使用時) |
| 多重露出 | 給送モードセレクトダイヤルの操作で可能 |
| 外部表示パネル情報 (イルミネーター付) |
液晶表示により以下の内容から適宜表示: DXマーク、シャッタースピード、露出補正値表示、絞り表示、露出補正マーク、調光補正マーク、ブラケティングマーク、ブラケティングバーグラフ、カスタムマーク、プログラムシフトマーク、シンクロモード表示、AFエリアモード表示、フォーカスエリア表示、バッテリーチェック表示、フィルムカウンター |
| クォーツデート |
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| コマ間データ写し込み (「F80S」のみ) |
フィルムのコマ間に、1)シャッタースピード、2)絞り値、3)露出補正値の3つのデータを写し込み可能 |
| 裏ぶた | 蝶番式、フィルム確認窓付、AFエリアモードセレクタダイヤル、フォーカスエリアセレクター装備 コマ間データ写し込みダイヤル装備(「F80S」のみ) |
| 使用電池 | 3V リチウム電池(CR123A タイプまたはデュラセル社製 DL123A)× 2 本使用、 バッテリーパック MB-16により、単 3 形電池(アルカリ、リチウム、ニカド、ニッケル水素)×4 本使用可能 |
| 電源スイッチ | 電源「ON」、「OFF」の 2 ポジション |
| 半押しタイマー |
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| 電池容量のチェック | 半押しタイマーが作動中に、外部表示パネルにバッテリーチェック表示を 3 段階で表示:「電池容量充分」/「電池消耗」/「交換※」表示(※表示消灯時も「交換」) |
| 撮影可能 フィルム本数 (36 枚撮りフィルム) |
フォーカスモード C、シャッタースピード 1/125 秒以上、半押しを 6 秒間持続させた後、無限遠から至近間を1往復し、シャッターレリーズ後 2 秒間(内蔵スピードライト使用時は6秒間)の半押しタイマーが切れるまで放置して、同じ動作を繰り返して実施。<>内の本数は内蔵スピードライトを50%発光させた場合の弊社計測値:
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| バルブ撮影時 連続撮影時間 |
約 6 時間(常温、新品電池使用時) |
| 三脚ネジ穴 | 1 / 4 径(ISO1222規格) |
| カスタムセッティング機能 | 下記18項目(「F80S」は19項目)のカスタムセッティングが可能: (1)フィルム終端時の自動巻き戻し、 (2)フィルム交換時のフィルム感度自動設定復帰、 (3)オートブラケティング撮影時の補正順序の変更、 (4)構図用格子線表示、 (5)スーパーインポーズ照明、 (6)フォーカスエリアの選択を循環方式に変更、 (7)シャッターボタンの半押しによるAEロック、 (8)裏ぶたを閉じるとフィルムの空送りを開始、 (9)S(シングルAFサーボ)での至近優先ダイナミックAF、 (10)C(コンティニュアスAFサーボ)での至近優先ダイナミックAF、 (11)AE / AFロックボタン操作による同時ロック、単独ロック、AEロックの維持、AF作動の開始、 (12)コマンドダイヤルの機能変更、 (13)フィルム巻き戻し方法の変更、 (14)多重露出撮影時の撮影方法の変更、 (15)半押しタイマーの作動時間の変更、 (16)セルフタイマーの作動時間の変更、 (17)各ボタンの操作によるイルミネーターの点灯、 (18)内蔵AF補助光の照射、 (19)コマ間データ写し込み時のフィルム感度のセット(「F80S」でコマ間データ写し込みセット時のみ設定可能) |
| ツーボタンリセット機能 | ブラケティングボタンと露出補正ボタンを同時に約 2 秒間押す動作により、一部機能を除き、各機能のセット状態を一括して初期状態にリセット可能 |
| 寸法(W×H×D)(約) | 「F80D」141.5 × 98.5 × 71.5 mm、 「F80S」141.5 × 98.5 × 73.5 mm |
| 質量(約) | 「F80D」520 g(電池を除く)、 「F80S」525 g(電池を除く) |
- こちらに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。販売が既に終了している製品や、組織の変更等、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
