有効画素数3.2メガピクセル。高画質な顕微鏡画像の撮影が可能ニコン顕微鏡用デジタルカメラ「COOLPIXミクロシステムIV」を9月1日発売
2000年8月22日

株式会社ニコン(社長:吉田 庄一郎)の子会社である株式会社ニコンインステック(東京都文京区後楽1丁目、社長:松原 哲生)は、記録画素数 2,048×1,536 ピクセル、1/1.8 型 CCD(総画素数 334 万画素)を搭載し、顕微鏡に装着して高画質な画像の撮影ができる有効画素数 3.2 メガピクセルのデジタルカメラ、ニコン顕微鏡用デジタルカメラ「COOLPIXミクロシステムIV」(価格 238,000 円(消費税別))を開発、平成12(2000)年9月1日より発売を開始いたします。
(画像右:「COOLPIXミクロシステムIV」をニコン金属顕微鏡「ECLIPSE(エクリプス)ME600P」に装着した例。顕微鏡と C マウントアダプタはセット内容に含みません)
開発の背景
デジタルカメラをはじめとする各種画像関連機器が急速に市場に普及する中、光学顕微鏡のユーザからも、デジタル画像の需要が高まってきております。こうした流れを受けてニコンインステックでは、そのデジタル(スチル)カメラのラインナップに、平成10(1998)年10月よりニコンデジタルカメラ「COOLPIX(クールピクス)」シリーズをベースにした顕微鏡用デジタルカメラを次々に加えて、お客さまから高い評価をいただいております。
今回、発売を開始する「COOLPIX ミクロシステムIV(フォー)」は、平成11(1999)年7月1日発売の記録画素数 1,600×1,200 ピクセルの「COOLPIX ミクロシステムIII(スリー)」に続くもので、"より高画質で操作性に優れた顕微鏡用デジタルカメラシステム" を求めるお客さまのニーズにお応えすべく商品化いたします。「COOLPIX ミクロシステムIV」の有効画素数は、3.2メガピクセル。記録画素数は、2,048×1,536 ピクセル。1/1.8 型 CCD(総画素数 334 万画素)を搭載し、「総合画質性能」を追究したデジタルカメラ「COOLPIX 990」をベースにしたシステムで、顕微鏡画像の撮影に要求される高画質、優れた色再現性と操作性を実現しております。ペーパーレスでの画像ファイリング、インターネットによる画像の送受信など、デジタル画像の特性を活かした用途に威力を発揮いたします。
主な特長
- 高画質な顕微鏡画像を撮影可能
有効画素数 3.2 メガピクセル。記録画素数 1,600×1,200 ピクセル。1/1.8 型 CCD(総画素数 334 万画素)を搭載。「COOLPIX ミクロシステム IV」のために新たに開発した顕微鏡撮影用リレーレンズ「MD-C2」と「COOLPIX 990」の高性能 3 倍 Zoom-Nikkor レンズの優れた描写力で、顕微鏡の観察像を高精細に撮像(TIFF または JPEG 形式)可能。
- 優れた色再現性を実現
「COOLPIX 990」は、優れた画像処理技術により、顕微鏡で観察している像の色を忠実に再現。さらに、定評あるオートホワイトバランス(AWB)に加え、照明装置の光源によって異なる色温度に応じて "基準としたい白" をあらかじめ設定できる「プリセットホワイトバランス」で、微妙な色再現性が求められる撮影にも対応可能。
- 優れた操作性
新開発のリモートコードで、シャッターレリーズ、微妙なズーム変倍、インターバル撮影などの操作をお手元で。また、「COOLPIX 990」のボディは「950(/ 910 / 900)」同様にユニークなスイバル(回転)式。「COOLPIX 990」では、1.8 型低温ポリシリコンTFT液晶モニタの角度を、使用する顕微鏡にあわせて可変でき、ピント合わせやフレーミングも容易。たとえば、液晶モニタを観察者の正面に向ける通常のポジションから、下向きに30度の位置までアングルを可変すれば室内照明などの映り込みを避けることができ便利。
- 多彩な機能を装備
「COOLPIX 990」は、絞り値を設定すれば、カメラが自動的にシャッタースピードを決定して適正露出が得られる絞り優先オート露出機能を装備。常に開放絞りに設定しての撮影が必要とされる顕微鏡撮影※2の露出コントロールも容易。さらに、AF・スピードライト機能を停止して顕微鏡側の設定を優先する遠景モード機能※3を装備。そしてこれらの顕微鏡撮影用の条件設定を保持できる条件設定保持機能も備えています(AC電源または乾電池 / 充電池によるバックアップ)。この他、用途に応じてコントラストの強弱を選べる階調補正機能などの多彩な機能を装備。微分干渉・位相差観察など、微妙な露出コントロールやコントラストの調整が求められる顕微鏡画像の撮影に好適。また、マクロ撮影や光学機器への接続等、顕微鏡以外の用途への活用も可能。
- 画像データのさまざまな活用が可能
「COOLPIX 990」に、PCカードアダプタ「EC-AD1」およびパソコン接続キット「PK-UC1」をセット。もちろん、USBインターフェースでもパソコンへデータを高速転送できます。パソコンに画像を取り込んでデータベースをつくったり、インターネットを通じて画像の送受信をおこなうなど、デジタルの特性を活かした顕微鏡画像の利用に便利なシステムが組めます。また、別売のニコンデジタルフォトプリンタ「NP-200」(平成11(1999)年9月23日発売)と組み合わせて使用すれば、パソコンを介さずとも簡単に高画質なA6判カラープリントを出力。
主な仕様
| 有効画素数 | 3.2 メガピクセル |
|---|---|
| 記録画素数 | 2,048×1,536 (Full 画素)、1,024×768 (XGA)、640×480 (VGA)、2,048×1,360 (3:2) |
| 撮像素子 | 1/1.8 型 CCD(総画素数334万画素) |
| レンズ | 3 倍 Zoom-Nikkor レンズ8~24mm(35mm[135]判換算35~115mm相当)F2.5~4※1(8群9枚) |
| フォーカスモード | コンティニュアスAFモード、シングルAFモード、遠景モード※2スーパーマクロモード、マニュアルフォーカス(レンズ前枠から 2 cm~無限遠 まで 50 ステップ) |
| 撮影距離 | 30cm~無限遠マクロ時レンズ前 2 cm(ズームのミドルポジション)~無限遠※2 |
| 顕微鏡アダプタ | MD-C2 リレーレンズ |
| 装着可能な顕微鏡 | Cマウントアダプタ(別売)が使用できるニコン顕微鏡 |
| 画質モード(圧縮率) | HI(非圧縮:TIFF-RGB)/ FINE(約1/4)/ NORMAL(約1/8)/ BASIC(約1/16) |
| 記録画像ファイル形式 | JPEG準拠(Design rule for Camera File System 準拠)、非圧縮(TIFF-RGB)、QuickTime |
| 撮影可能コマ数(フルサイズ) | FINE : 約 5 コマ、NORMAL:約10コマ、BASIC : 約19コマ(8MBコンパクトフラッシュTMカード<標準付属>使用時の数値) |
| 記録媒体 | コンパクトフラッシュTMカード(Type I) |
| 測光方式 | 1.)マルチ測光(256分割)、2.)中央部重点測光、3.)スポット測光 |
| シャッター | メカニカルシャッターとCCD電子シャッターの併用( 8 ~1 / 1,000 秒) |
| 絞り | 7枚羽根虹彩絞り(1/3EVステップ、10段階) |
| 露出制御 | 1.)プログラムオート、2.)絞り優先オート※3、3.)シャッター優先オート、4.)マニュアル露出モード露出補正可能(-2~+2 EV、1 / 3 EV ステップ)、オートブラケッティング(-2/3~+2/3EV 1 / 3 EV ステップ、5 コマまで) |
| 撮像感度 | ISO換算約100相当、感度切り換え可能 |
| ホワイトバランス | マルチオートホワイトバランス、5種類のマニュアル設定(微調整可能)、プリセットホワイトバランス※4 |
| セルフタイマー | 3、10秒 |
| インターフェース | USBインターフェース、シリアルインターフェース、ビデオ出力(NTSC/PALメニュー切り換え) |
| 入出力端子 | 外部電源入力、ビデオ出力、デジタル出力端子(USB・シリアル)、増灯ターミナル |
| 電源 | 外部電源(6.5V)、1.5V LR6 単3形アルカリ乾電池×4 本、1.5V FR6 単3形リチウム電池×4 本、1.2V 単3形ニカド電池×4 本、1.2V 単3形ニッケル水素電池×4 本 |
| 寸法(W×H×D)・質量(約)(デジタルカメラ本体(電池別)) | 149×79×38 [64:グリップ部] mm;390 g |
| セット内容 | COOLPIX 990(E990)本体、顕微鏡アダプタ(MD-C2 リレーレンズ)、リモートコード、ビデオケーブル、コンパクトフラッシュTMカード(8MB)、パソコン接続キット PK-UC1、ACアダプタ EH-31、PCカードアダプタ EC-AD1、使用説明書、「顕微鏡撮影ガイド」 |
- 仕様中のデータは、すべて常温(摂氏20度)、新品アルカリ乾電池使用時のものです。
- ※1顕微鏡撮影時には、視野周辺部の光量を充分に確保するため、ズームの中間位置より望遠側に設定して撮影します。
- ※2顕微鏡撮影時には、「遠景モード」に設定し、顕微鏡側の焦準装置でピントを合わせます。「遠景モード」に設定すると、スピードライトは発光禁止になります。
- ※3顕微鏡撮影時には、顕微鏡対物レンズの光束に合わせるため、絞りを開放に設定して撮影します。
- ※4顕微鏡撮影時には、照明装置の光源によって異なる色温度に合わせるため、あらかじめ基準にしたい白を設定(プリセット)して撮影します。
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