記録画素数 1,600×1,200 ピクセルの高画質な顕微鏡画像の撮影が可能ニコン顕微鏡用デジタルカメラ「COOLPIXミクロシステムIII」を7月20日より発売
1999年7月13日
改訂(アクセサリー情報を更新):同年10月27日

株式会社ニコンの子会社である株式会社ニコンインステック(東京都文京区後楽1丁目)は、1/2(インチ)型 CCD(総画素数 211 万画素)を搭載し、記録画素数 1,600×1,200 ピクセルの高画質なデジタル顕微鏡画像の撮影ができる顕微鏡用デジタルカメラ、「COOLPIX ミクロシステムIII」(価格 238,000 円(消費税別))を開発、平成11(1999)年7月20日より発売を開始いたします。
(画像右:「COOLPIX ミクロシステムIII」をニコン金属顕微鏡「ECLIPSE(エクリプス)ME600D」に装着した例)
開発の背景
デジタルカメラをはじめとする各種画像関連機器が急速に市場に普及する中、光学顕微鏡のユーザからも、デジタル画像に対する需要が高まってきています。こうした流れを受け、ニコンインステックでは、デジタル(スチル)カメラ商品群のラインナップに昨平成10(1998)年10月、ニコンデジタルカメラ「COOLPIX(クールピクス)」シリーズをベースにした顕微鏡用デジタルカメラを加え、お客さまから高い評価をいただいております。
今回発売を開始する「COOLPIX ミクロシステムIII(スリー)」は、より高画質で操作性に優れたシステムを求めるユーザーニーズに対応すべく商品化したものです。総画素数211万画素 1/2 型 CCD を搭載し、「総合画質性能」を追究したデジタルカメラ「COOLPIX 950」をベースにしたシステムで、顕微鏡画像の撮影に要求される高画質、優れた色再現性を実現しています。ペーパーレスでの画像ファイリング、インターネットによる画像の送受信など、デジタル画像の特性を活かした用途に威力を発揮します。
主な特長
- 記録画素数 1,600×1,200 ピクセルの高画質な顕微鏡画像を撮影可能
1/2 型 CCD(総画素数211万画素)搭載のデジタルカメラ「COOLPIX 950」は、顕微鏡画像の撮影に要求される高い画質性能を実現。また、「COOLPIX ミクロシステム」専用に開発した顕微鏡撮影用リレーレンズと「COOLPIX 950」の高性能 3 倍 Zoom-Nikkor レンズの優れた描写力で、顕微鏡画像を高精細に撮像可能。
- 優れた色再現性を実現
「COOLPIX 950」は、優れた画像処理技術により、顕微鏡で観察している像の色を忠実に再現。さらに、定評あるオートホワイトバランス(AWB)に加え、照明装置の光源によって異なる色温度に応じて "基準としたい白" をあらかじめ設定できる「プリセットホワイトバランス」で、微妙な色再現性が求められる撮影にも対応可能。
- 多彩な機能を装備
「COOLPIX 950」は、絞り値を設定すれば、カメラが自動的にシャッタースピードを決定して適正露出が得られる絞り優先オート露出機能を装備。常に開放絞りに設定しての撮影が必要とされる顕微鏡撮影の露出コントロールも容易。また、スポット測光、暗い像もとらえることができるゲインアップ機能、用途に応じてコントラストの強弱を選べる階調補正機能などの多彩な機能を装備。微分干渉・位相差観察など、微妙な露出コントロールやコントラストの調整が求められる顕微鏡画像の撮影に好適。
- 優れた操作性
「COOLPIX 950」のボディは「900 / 910」同様にユニークなスイバル(回転)式。2 型低温ポリシリコンTFT液晶モニタの角度を、使用する顕微鏡にあわせて自由に可変でき、ピント合わせやトリミングが容易。たとえば、液晶モニタを下向きアングル(=通常のポジションから観察者側に向かって30°の位置まで)に設定することで、室内照明などの写り (映り)込みを避けることも簡単。
さらに、撮影の際のブレを防ぐレリーズ(リモートレリーズ)を「COOLPIX ミクロシステム」専用レリーズアダプタを介して装着できるなど、良好な操作性を確保。
- 画像データの活用が可能
「COOLPIX 950」に、PCカードアダプタ「EC-AD1」およびパソコン接続キット「PK-SC2」をセット。パソコンに画像を取り込んでデータベースをつくったり、インターネットを通じて画像の送受信をおこなうなど、デジタルの特性を活かした顕微鏡画像の利用に便利。別売のニコンデジタルフォトプリンタ「NP-200」(9月23日発売)と組み合わせて使用すれば、パソコンを介さずとも簡単に高画質なA6判カラープリントを出力。また、DPOF(デジタルプリントオーダーフォーマット)に準拠。
主な仕様
| 記録画素数 | 1,600×1,200 (Full 画素)、1,024×768 (XGA)、640×480ピクセル (VGA) |
|---|---|
| 撮像素子 | 1/2 型 CCD(総画素数211万画素) |
| レンズ | 3 倍ズームニッコールレンズ 7~21mm(35mm[135]判換算35~115mm相当)F2.6~4※1 |
| フォーカスモード | コンティニュアスAFモード、シングルAFモード、 遠景モード※2 マクロモード、マニュアルフォーカス |
| 撮影距離 | 30cm~無限遠 マクロ時レンズ前 2 cm(ズームのミドルポジション)~無限遠※2 |
| 顕微鏡アダプタ | MD-Cリレーレンズ |
| 装着可能な顕微鏡 | C マウントアダプタが使用できるニコン顕微鏡 |
| 画質モード(圧縮率) | HI(非圧縮)/ FINE(約1/4)/ NORMAL(約1/8)/ BASIC(約1/16) |
| 記録画像ファイル形式 | JPEG準拠 (Design rule for Camera File System 準拠)、 非圧縮(TIFF-RGB) |
| 撮影可能コマ数 (フルサイズ) |
HI : 1 コマ、FINE : 約 8 コマ、NORMAL:約16コマ、BASIC : 約32コマ (8MBコンパクトフラッシュTMカード<標準付属>使用時の数値) |
| 記録媒体 | コンパクトフラッシュTMカード |
| 測光方式 | 1.)マルチ測光(256分割)、2.)中央部重点測光、3.)スポット測光 |
| シャッター | メカニカルシャッターとCCD電子シャッターの併用( 8 ~1 / 750 秒) |
| 絞り | 電磁駆動による絞り開口選択方式 |
| 露出制御 | プログラムオート、絞り優先オート※3、シャッター優先オート 露出補正可能(-2~+2 EV、1 / 3 ステップ) |
| 撮像感度 | ISO換算約 80 相当、感度切り換え可能 |
| ホワイトバランス | オートホワイトバランス、マニュアル設定(5種類)、プリセットホワイトバランス※4 |
| セルフタイマー | 3、10秒 |
| インターフェース | シリアルインターフェース、ビデオ出力(NTSC) |
| 入出力端子 | 外部電源入力、ビデオ出力、シリアル端子、増灯ターミナル |
| 電源 | 外部電源(6.5V、2.5A)、 1.5V LR6単3形アルカリ乾電池×4 本、 1.5V FR6単3形リチウム電池×4 本、 1.2V 単3形ニカド電池×4 本、 1.2V 単3形ニッケル水素電池×4 本 |
| 寸法(W×H×D)・質量(約) (デジタルカメラ本体(電池別)) |
143×76.5×36.5 mm;350 g |
| セット内容 | COOLPIX 950(E950)本体、 顕微鏡アダプタ(MD-Cリレーレンズ)、 専用レリーズアダプタ、レリーズ、 ビデオケーブル、コンパクトフラッシュTMカード(8MB)、パソコン接続キット PK-SC2、 ACアダプタ EH-30、PCカードアダプタ EC-AD1、使用説明書、 「顕微鏡撮影ガイド」 |
- ■仕様中のデータは、すべて常温(摂氏20度)、新品アルカリ乾電池使用時のものです。
- ※1:顕微鏡撮影時には、視野周辺部の光量を充分に確保するため、ズームの中間位置より望遠側に設定して撮影します。
- ※2:顕微鏡撮影時には、「遠景モード」に設定し、顕微鏡側の焦準装置でピントを合わせます。「遠景モード」に設定すると、スピードライトは発光禁止になります。
- ※3:顕微鏡撮影時には、顕微鏡対物レンズの光束に合わせるため、絞りを開放に設定して撮影します。
- ※4:顕微鏡撮影時には、照明装置の光源によって異なる色温度に合わせるため、あらかじめ基準にしたい白を設定(プリセット)して撮影します。
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