優れた光学性能と操作性を実現ニコン金属顕微鏡「ECLIPSE ME600P / ME600D」を9月10日発売
1998年9月

株式会社ニコンは、光学性能とシステムの拡張性に優れたCF&IC光学系を採用するとともに、エルゴノミックデザインにより、良好な操作性を確保した金属顕微鏡 金属顕微鏡「ECLIPSE(エクリプス) ME600P」(価格 900,500~1,428,900 円(消費税別) 価格はセット内容により異なります)、金属顕微鏡「ECLIPSE ME600D」(価格 1,086,500~1,614,900 円(消費税別) 価格はセット内容により異なります)を開発、1998年9月10日より発売いたします。
(写真上:「ECLIPSE ME600P」、(写真下:「ECLIPSE ME600D」)
株式会社ニコンは、このほど、ライフライン(=電気・ガス・水道など生活に不可欠な物資の補給機能の総称)メンテナンス分野における本格的なマーケティング活動を開始、その第一弾として、道路、橋梁、トンネル等の損傷・劣化を、高精細画像にて撮影(撮像)し、それらの画像をもとに損傷・劣化を計測・診断するライフラインメンテナンス分野向け「画像診断支援システム」を開発、1998年7月より受注活動を開始いたします。

金属顕微鏡は、金属組織をはじめ、セラミックス、繊維など各種工業用材料の観察、さらには、IC、磁気ヘッドなどの外観検査に使用されている工業用の顕微鏡です。
今回発売のニコン金属顕微鏡「ECLIPSE(エクリプス) ME600P / ME600D」は、ニコン LSI 検査用顕微鏡「OPTIPHOT(オプチフォト)」シリーズにも採用し、高い評価を得ている CF&IC光学系※1を搭載し、優れた光学性能とシステムの拡張性を実現しています。 また、長時間の観察・検鏡も比較的楽におこなえる操作性に優れたエルゴノミックデザインを採用しています。
「ME600P」は、金属組織をはじめ、IC、磁気ヘッドなど透過性のない試料の観察に使用する落射照明専用の機種です。 そして、「ME600D」は、LCD、フィルムなど透過性のある試料の観察に用いる透過照明にも対応した落射照明 / 透過照明兼用の機種です。
- 注※1「CF&IC 光学系」:対物レンズ、接眼レンズの倍率色収差を、それぞれ独立して補正するニコン独自の CF(Chromatic aberration Free)光学系と、中間鏡筒の拡張が可能になるなどシステム化の自由度が大きい IC(Infinity Correction)光学系(無限遠補正光学系)を融合した理想的な光学系
主な特長
- フレアの少ないクリアな像を実現
光学性能に優れたニコン独自の CF光学系と、システム化の自由度が大きい無限遠補正(IC)光学系を融合した理想的な光学システム CF&IC光学系を搭載。さらに、12V100Wのランプハウスを標準装備し、充分な明るさを確保した「ユニバーサル落射照明装置ME EPI-U」または「落射蛍光装置」との組合せで、よりフレアの少ないクリアな像を得ることができます。
- ユニバーサル落射照明装置を新開発
明視野、暗視野、微分干渉(DIC)、簡易偏光観察に対応するユニバーサルタイプの落射照明装置「ユニバーサル落射照明装置ME EPI-U」を新たに開発。 明視野 / 暗視野の観察切り換え時に、連動して視野絞り・開口絞りを開閉するため、切り換え時の絞りの開閉操作にわずらわされることなく観察をおこなえます。 スライド式フィルタ切り換え機構も装備しています。
- 優れた操作性
ステージハンドルとフォーカスノブを観察者から左右等距離に(左右同一線上に)配置した新フォーカスシステムを採用するなど、エルゴノミクスの観点から高い操作性を追求。観察者にあわせて、俯視角(8~32度)とアイポイント位置(+/-15mm長)を変えられる「双眼エルゴ鏡筒EX」も用意するなど、自然な姿勢で観察できるように配慮し、長時間に及ぶ観察・検鏡も比較的楽におこなうことができます。
- 剛性を高めたフレーム
構造解析(CAE)をもとに、T 字型の鏡基デザインを採用し、ベース、アームのサイズを最適化。ダブルポート※2 や写真撮影装置などの各種モジュールの荷重に対する充分な剛性を実現。
- 注※2「ダブルポート」:2 台の CCD カメラまたは CCD カメラと顕微鏡写真撮影装置を同時に取り付けるための装置
- 柔軟なシステムのアップグレードが可能
ダブルポート、ティーチングヘッド※3 などのモジュールを、光学性能を損なうことなく装着可能。柔軟にシステムのアップグレードが可能です。
- 注※3「ティーチングヘッド」:同一の試料を同時に二人以上で同時観察するための装置
主な仕様
| 本体 | 鏡基 | T字型、両ウイング、透過照明・落射照明兼用電源内蔵 |
|---|---|---|
| 透過照明系(ME600Dのみ) | 12V 100Wハロゲン照明(NCB11、ND8、ND32、ディフューザ内蔵) | |
| 焦準機構 | 手動一軸粗微動ハンドル方式(右:粗微動、左:微動)、 焦準ストローク:25mm(上方1mm / 下方24mm (1mm厚スライドガラス基準)) 粗動ハンドル:12.7mm / 回転 微動ハンドル:0.1mm / 回転、微動目盛り1μm / 1目 |
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| サブステージ | 垂直アリにて本体に取付(着脱可能)、 移動量基準取付位置より 30mm 下降可能 最大被検物高さ 54mm コンデンサストローク 27mm(ME600Dのみ) |
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| 鏡筒(OPTIPHOT200/ 150用正立鏡筒も使用可能) | 双眼鏡筒B | 倒立像、視野数φ22 |
| 双眼エルゴ鏡筒EX | 倒立像、視野数φ22、俯視角は 8~32度の範囲でチルティング可能 | |
| 正立三眼鏡筒TIUW | 正立像、光路分割 双眼部::直筒部=100 : 0 / 0 : 100、視野数φ25 / φ22併用可 | |
| 三眼鏡筒FUW | 倒立像、光路分割 双眼部::直筒部=100 : 0 / 0 : 100、視野数φ25 / φ22併用可、レチクル回転補正機構付き | |
| 三眼鏡筒TUW | 倒立像、光路分割 双眼部::直筒部=100 : 0 / 20 : 80 / 0 : 100、視野数φ25 / φ22併用可、レチクル回転補正機構付き | |
| 接眼レンズ | CFI 接眼レンズシリーズ | |
| レボルバ | 6 ヶ孔明視野レボルバ | |
| 5 ヶ孔明暗視野レボルバ | ||
| 5 ヶ孔ユニバーサルレボルバ | ||
| 対物レンズ | CF&IC対物レンズシリーズ | |
| ステージ部 | 垂直メカニカルハンドルステージ | ストローク 78×54 mm |
| 4"×4"ステージ | ストローク 100×100 mm(透過照明時 100×90 mm) | |
| 回転ステージ | 直径 190 mm | |
| コンデンサ(ME600Dのみ) | ハネノケコンデンサ | 垂直メカニカルステージ使用時 |
| LWD(長焦点)コンデンサ | 4"×4"ステージ使用時 | |
| 照明装置 | ユニバーサル照明装置ME EPI-U | 光源:12V 100W ハロゲンランプ(標準) 観察法:明視野 / 暗視野 / 微分干渉(オプション) / 簡易偏光(オプション) 視野絞り / 開口絞り:視野絞りのみ心出し可能、 明視野 / 暗視野切り換え時の絞り連動開閉機構付 フィルタ:φ25mmフィルタ4枚取り付け可能(NCB11、ND2、ND4を標準で付属、GIFはオプション)、 明視野 / 暗視野切り換え時の防眩フィルタ(ND8)内蔵 |
| 落射蛍光装置 | ||
| 寸法(W×H×D)(約) | 280 × 607 × 459.5 mm(ME-600Dの正立三眼鏡筒TIUW組み合わせ時の数値) | |
| 電源 | 消費電力 | 100 V 0.5 A 50 / 60 Hz ヒューズ定格 0.75 A |
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