ライフラインメンテナンスのための診断業務を支援: 「ニコン 画像診断支援システム」を7月から受注開始
1998年7月
株式会社ニコンは、このほど、ライフライン(=電気・ガス・水道など生活に不可欠な物資の補給機能の総称)メンテナンス分野における本格的なマーケティング活動を開始、その第一弾として、道路、橋梁、トンネル等の損傷・劣化を、高精細画像にて撮影(撮像)し、それらの画像をもとに損傷・劣化を計測・診断するライフラインメンテナンス分野向け「画像診断支援システム」を開発、1998年7月より受注活動を開始いたします。
開発の背景
1995年の阪神・淡路大震災、1996年の豊浜トンネル(北海道)崩落事故などを契機に、道路・橋梁・トンネルなど各種インフラストラクチャー(社会資本)の安全管理に対する要求が高まっています。また、公共投資が抑制される中、インフラのライフサイクルコストの改善が、社会的なニーズとして浮上してきています。
こうした流れを受け、株式会社ニコンでは、ライフラインメンテナンス業務への支援を進めるべく、プロジェクトチーム("MBプロジェクトチーム")1997年12月に発足させ、
- 高精細デジタルカメラ、赤外線撮像装置(サーマルビジョン=IR-CCDカメラ)などによる撮影(撮像)、そして、
- 専用ソフトウェアによる画像診断、
を中心とした「診断支援システム」の実用化を進めてまいりました。
そしてこのほど、専用ソフトウェア「画像診断支援ソフト GS-1」の実用性の検証※1 を終え、ライフラインメンテナンスのための「ニコン 画像診断支援システム」の受注を開始※2 のはこびとなったものです。
ニコンでは、今後、同分野における本格的なマーケティング活動をおこないながら、ライフラインメンテナンス業務支援のために、ユーザのニーズに合わせたソリューションを幅広く提案してまいります。
- ※1本システムの実用性の検証作業は、コンクリート構造物の総合診断会社である三協株式会社(東京都品川区:社長 佐藤 登氏)の協力を得ておこないました。
- ※2本システムは、「JCI '98(1998(平成10)年7月15日~17日、於:東京国際展示場、主催:社団法人 日本コンクリート工学協会)」に出展いたします。
「ニコン 画像診断支援システム」導入のメリット
- 高精細デジタル画像により、ひび割れなどの表面の劣化、損傷などのデータの取得、分析が可能
- 現場での長時間にわたる点検作業やその後の繁雑な事務処理を低減
- 画像診断業務における大幅なコストダウンが可能
- 熟練者以外でも簡単に劣化診断作業が可能
- データ管理の効率化、共有化が可能
「ニコン 画像診断支援システム」の概要
<システム構成の一例>
- 「画像診断支援ソフト GS-1(予定価格 74 万円(税別))」、
- ニコンデジタルカメラ「E3」、
- フィルムスキャナ、
- パーソナルコンピュータ、
- プリンタ
- ※上記のシステム構成の場合で、約 4 百万円程度(税別)の価格を想定
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