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2005年1月14日
株式会社ニコン(社長:嶋村 輝郎)の子会社、ニコンカメラ販売株式会社(社長:西岡 隆男)は、1957(昭和32)年に発売され、国産の距離計連動式レンジファインダーカメラの最高峰、伝説の銘機といわれた「ニコン SP」を、2,500台限定で生産し国内のみで発売します。
また、付属するレンズには「W-Nikkor 3.5cm F1.8」を復刻。現行のニッコールレンズに採用されているマルチコーティングを施し、優れた光学性能を実現しました。
なお、カメラ本体、レンズとも0001から2500までの製品番号を連番で刻印し、さらに、カメラ本体とレンズの製品番号を一致させてお届けします(製品番号証明書が付属します)。
製品番号1番(カメラ本体:SP 0001、レンズ:0001)は、日本カメラ博物館(東京都千代田区)へ寄贈する予定です。
発売概要
| 商品名 | 「ニコン SP 復刻モデル」 W-Nikkor 3.5cm F1.8、製品番号証明書、レンズキャップ、レンズフード、カメラケース付 |
|---|---|
| 希望小売価格 | 690,000円(724,500円税込) |
| 受注期間 | 2005年1月14日から2月28日 |
| 販売時期 | 2005年3月18日以降、店頭にてお渡し予定 |
| 生産台数 | 2,500台 |
| 受注方法 | カタログに添付されている注文書に必要事項をご記入の上、受注期間中にニコン製品取扱店にお持ちください。ご注文が多数の際は、抽選にてお届けとなります。 |
製品概要
ニコンの35mm距離計連動式レンジファインダーカメラは、1948(昭和23)年に発売した「I 型」に始まり、1957(昭和32)年に発売された「SP」が国産レンジファインダーカメラの頂点として、きわめて高く評価されています(発売当時の価格:カメラ本体68,000円、レンズ39,500円)。
「SP」は、精度の高さ、滑らかな操作感、優れた耐久性から、一眼レフカメラが一般化するまで、多くの報道カメラマンや写真家に愛用されました。
ニコンは、2000年記念モデルとして35mm距離計連動式レンジファインダーカメラ「S3」の復刻を行いましたが、多くのニコンファンの方から、「SP」復刻へのご要望をいただいていました。「SP」はその最大の特徴である複雑、精巧なユニバーサルファインダーを搭載しており、現在の技術では再生産は不可能とさえ言われていました。
今回、「SP」の復刻を可能にしたことは、機械式カメラの製造技術伝承という点からも大きな意味を持っています。
主な特長
精巧で複雑なメカニズムなため「SP」の復刻は不可能といわれていましたが、「S3 2000年記念モデル」の復刻で得たノウハウを活かして、発売当時さながらの丹念な手作業による工程を再現。完全内蔵式のユニバーサルファインダー、静粛性の高い最高速1/1000秒のフォーカルプレーンシャッター、作動音までも忠実に再現されたセルフタイマーなど、きわめて完成度の高い「SP 復刻モデル」を実現しました。なお、フィルムの規定枚数表示、感度表示など、現在の事情を考慮した改良点を除き、可能な限り忠実にオリジナルを再現しています。
「SP」の最大の特徴である全6種の交換レンズ(焦点距離 2.8・3.5・5・8.5・10.5・13.5cmレンズ)に対応する完全内蔵式ユニバーサルファインダーは、多種類の交換レンズを使用した当時のプロカメラマンから高い評価を得ました。このユニバーサルファインダーは、複雑な構造のため部品点数が多く、非常に精巧な製造プロセスが必要とされましたが、さまざまな試行錯誤により復刻を可能にしました。
なお、このファインダーは左右二つの「のぞき窓」があり、ファインダーセレクターの焦点距離数字を指標に合わせると、右側の窓には5cmから13.5cmまでの4種類の焦点距離の画角に応じた光像枠が視野内に現れ、左側の窓からは広角2.8cm、3.5cmの焦点距離の画角に応じた枠がのぞけるという独自の構造になっています。
「SP 復刻モデル」のフォーカルプレーンシャッターは、布幕式を採用。オリジナルの発売当時、「ささやくシャッター」と評価されたほど、静粛性にとても優れたものでした。復刻モデルでは、この静粛性をみごとに再現しています。
セルフタイマーは、ニコンレンジファインダーカメラでは「SP」で初めて内蔵されましたが、復刻に際して「ジー」という作動音にもこだわり、オリジナルに限りなく近く仕上げました。
「SP 復刻モデル」に付属するレンズとして「W-Nikkor 3.5cm F1.8」を復刻。5群7枚構成、開放F値1.8の明るい広角レンズです。現行のニッコールレンズに採用されているマルチコーティングを新たに施しており、優れた光学性能を実現しています。
限定生産される2,500台のカメラ本体には「SP 0001」〜「SP 2500」、付属レンズ「W-Nikkor 3.5cm F1.8」には「0001」〜「2500」の製品番号が刻印されます。この製品番号を、カメラ本体とレンズで一致させてお届けします。コレクションアイテムとしてのプレミアム性をさらに高めます。また、製品番号証明書が付属します。
なお、製品番号1番(カメラ本体:SP 0001、レンズ:0001)は、日本カメラ博物館(東京都千代田区)へ寄贈する予定です(販売台数は2499台となります)。ご注文の際に、製品番号の指定はできませんのでご了承ください。
主な仕様
| 形式 | 35mm距離計連動式フォーカルプレーンシャッターカメラ |
|---|---|
| 使用フィルム | 35mmフィルム |
| 画面サイズ | 24mm×36mm |
| レンズマウント | ニコンSマウント(バヨネット式) |
| シャッター | 横走りゴム引き布幕式フォーカルプレーンシャッター |
| シャッタースピード | T、B、1、1/2、1/4、1/8、1/15、1/30、1/60、1/125、1/250、1/500、1/1000秒 等間隔目盛 |
| 焦点目盛 | m表記(∞〜0.9) |
| セルフタイマー | 接続時間可変式(3、6、10秒の目盛付き) |
| シンクロ接点 | タイムラグ可変式、シンクロソケット付き、スピードライトは1/60秒以下で同調 |
| ファインダー (視野枠付き) |
ブライトフレーム式等倍ファインダー、5cm、8.5cm、10.5cm、13.5cm 光像枠付き アルバタ式広角ファインダー、2.8cm、3.5cm |
| フィルム感度 | ISO感度表示 |
| フィルム巻き上げ | 一作動レバー式、136°回転、小刻み巻き上げ可能、予備引出角15° |
| フィルム巻き戻し | クランク式 |
| コマ数計 | 自動復元順算式 |
| 裏蓋 | 着脱式(モータードライブには非対応) |
| 大きさ (ボディのみ) |
約136mm(幅)×81mm(高さ)×43mm(奥行) |
| 質量 (重さ) |
約590g(ボディ)、750g(W-Nikkor 3.5cm F1.8 付き) |
| レンズ構成 | 5群7枚 |
|---|---|
| 焦点距離 | 3.5cm |
| 開放F値 | F1.8 |
| 絞り目盛 | F1.8〜F22 |
| 距離目盛 | 0.9m〜∞ |
| 画角 | 62°対角線 |
| 最短撮影距離 | 0.9m |
| アタッチメントサイズ | フィルター取付部 43mm(P = 0.75mm) フードキャップ取付部48mm(P = 0.5mm) フード:48mm(P = 0.5mm)スプリング式 |
| キャップ | 48mm(P = 0.5mm)スプリング式 |
| 大きさ | 約59.0mm(径、レンズ取りはずし爪含む)×22.5mm(長さ、レンズ先端よりバヨネット基準面まで) |
| 質量 (重さ) | 約160g(付属品含まず) |