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2001年2月5日
改訂(発売予定を7月に変更):同年3月21日
改訂(発売予定日を7月7日に決定):同年6月14日
株式会社ニコン(社長:吉田 庄一郎)は、ニコン初のハイブリッドシャッターシステムを搭載したマニュアルフォーカス一眼レフカメラ
Nikon FM3A シルバー(希望小売価格:ボディ96,000 円(消費税別)、AI Nikkor 50mm F1.4S 付 139,000 円(消費税別)、AI Nikkor 45mm F2.8P 付 144,000 円(消費税別)<写真:右>)
Nikon FM3A ブラック(希望小売価格:ボディ99,000 円(消費税別)、AI Nikkor 50mm F1.4S 付 142,000 円(消費税別)、<写真:下> AI Nikkor 45mm F2.8P 付 147,000 円(消費税別))
を、平成13(2001)年7月7日から発売いたします。
また、 FM3A とあわせて、マッチングも良好な高級感のある金属仕上げを施した軽量・薄型の標準レンズAI Nikkor 45mm F2.8P(希望小売価格:48,000 円(消費税別))を7月7日から発売いたします。
発売の背景
当社が昭和59(1984)年に販売を開始したマニュアルフォーカス機 Nikon New FM2 は、「マニュアル」露出で写真撮影の基礎を学んだり撮影そのものを楽しむ方々に、今日でも根強い人気を維持してまいりました。
Nikon FM3A では、マニュアルフォーカス機の主力機としての地位を一層強固なものとするため、 New FM2 の信頼性のある諸機能に、レンズの絞り値を決めれば最適なシャッタースピードをカメラが設定する「絞り優先オート」、そして「スピードライト撮影時の TTL 自動調光機構」等を搭載しました。この 2 つの機能は多くのユーザーからも望まれていたものであり、その声にお応えしたものでもあります。また、ニコン初のハイブリッドシャッターシステムは、電池の有無に関係なく全速にわたりシャッターが作動します。 Nikon FM3A は、"電子制御シャッター" の利便性と "機械制御シャッター" の信頼性を融合した、一眼レフカメラです。
「フィルムを巻上げてピントを合わせてシャッターを切る......」マニュアルカメラは撮影のリズムがフルオートカメラのそれとは違います。New FM2 から "バトンを受ける" Nikon FM3A が、新鮮な作品作りのためのシンプルなツールとして新たな市場を開拓していくものと期待しております。
主な特長
FM3A は、シャッタースピードを 絞り優先オート」時には電子制御、「マニュアル露出」時には機械制御できるニコン初のハイブリッドシャッターシステムを搭載。電池消耗時そして電池がなくても、全速にわたりシャッタースピードが機能。ハイブリッドシャッターの心臓部として機能する管制部とシャッターユニットが電気的、機械的に連携するのが大きな特徴。管制部は、シャッターダイヤルを回転して設定したシャッタースピードを、歯車列を介して機械的にシャッターユニットに伝達します。電池がなくてもマニュアルシャッターが作動し、ファインダー内のシャッタースピードの指針も機械的に表示。
「マニュアル」露出に、レンズの絞り値を決めれば最適なシャッタースピードをカメラが自動的に設定する「絞り優先オート」を加え、より手軽な撮影もできます。「マニュアル」露出の信頼性と「絞り優先オート」の利便性を融合した一眼レフカメラです。
ニコンスピードライト SB-27 、 SB-28などとの組み合わせで、TTL 調光が可能。スピードライト撮影時、ミラーボックス下部の調光素子がフィルム面をモニターすることで、撮影レンズを通して戻ってきた被写体が反射したスピードライトの光量を検出し、適切な発光量に制御。スピードライト撮影をより手軽に。
TTL 調光補正ボタンを押しながらTTL 調光撮影をおこなえば、簡単にスピードライトの光量を1 段分弱めに発光できます。逆光時のポートレート撮影などで使用すれば、より自然な雰囲気のあるスピードライト撮影が可能。
New FM2 と同様に、1/4,000 秒シャッターは動きの速い被写体の一瞬を写し止め、肉眼で見ることが困難なディテールまで鮮明に捉える一方、高感度フィルム使用時や非常に明るい撮影状況下でも、開放側絞りの活用を容易に。1/250 秒のシンクロスピードは、スピードライト撮影時に被写体をよりクリアに写し止めることができ、さらにデーライトシンクロ時のシャッタースピードの選択に幅を持たせることができ、背景を適正露出で美しく描写できます。
New FM2 と同様に、スクリーン中央部直径12mm (画面全体の1/8 の面積)の明るさを重点的に測光して露出を決める「中央部重点測光」を採用。中央部の重点度は約 60 % で、バランスのとれた使いやすい測光方式です。
ファインダー内表示は視認性を重視し、左側に「設定シャッタースピード」「露出表示」、上部に「露出補正マーク」、「(スピードライトの)レディライト」、「(レンズ)絞り値」をレイアウト。特に露出表示には見やすい指針式を採用。「絞り優先オート」時は「露出表示」の「指針」が「露出計が導き出した適正シャッタースピード」を表示。レンズの絞りリング(絞り環)の動きに連動してリニアに作動。「マニュアル」露出時はこれらに「設定シャッタースピード」が加わり、意図的にアンダー、オーバーの撮影をする場合でも、適正露出との差を「数値」ではなくアナログな「量」として把握できるように表示。
巻き上げレバーは親指によく馴染む予備角30度、実質巻き上げ角135度。巻き上げ軸の軸受け部には 4 群のボールベアリングを採用するなど、低トルクで滑らかなタッチを実現。
主な仕様
| 型式 | 電子制御式および機械制御式35mm 一眼レフレックスフォーカルプレーンシャッターカメラ |
|---|---|
| 使用フィルム | パトローネ入り35mm(135判)フィルム各種 |
| 露出制御 | 絞り優先オート、マニュアル |
| 画面サイズ | 24 ×36 mm |
| レンズマウント | ニコン F マウント |
| ファインダー | ペンタプリズム使用、アイレベル式 |
| アイポイント | 14 mm (-1.0m1 ) |
| ファインダースクリーン | K3 型(スプリットマイクロ式、クリアマットスクリーンII 改)標準装備、B3 ・E3 型と交換可能 |
| ファインダー視野率 | 約 93 %(対実画面) |
| ファインダー倍率 | 約 0.83 倍(50mm 標準レンズ使用時で ∞ のとき) |
| ファインダー内表示 | 設定シャッタースピード、露出表示、直読絞り値、露出補正マーク、レディライト、ミラークイックリターン式 |
| 測光方式 | TTL 開放測光方式、中央部重点測光(φ12mm 範囲を測光(中央部重点度約 60 %)) |
| 露出計連動 | AI 方式 |
| 測光範囲 | ISO100 で EV1〜20(50mm F1.4 レンズ使用時) |
| フィルム感度設定 | DX コード方式、マニュアル設定いずれも可能 DX 時:ISO 25 〜5,000 、マニュアル時:ISO 12 〜6,400 |
| 露出補正目盛り | +/-2 段の範囲で 1/3 段ステップで補正可能(ただし、ISO 12 では + 側不可、ISO 6,400 では - 側不可) |
| AE ロック | AE ロックボタンにより可能 |
| シャッター | 上下走行式メタルフォーカルプレーンシャッター |
| シャッタースピード | A(絞り優先オート):8 〜1/4,000 秒無段階電子制御式(表示は 1 〜1/4,000 秒) マニュアル:Bulb、1 〜1/4.000 秒、機械制御式 |
| セルフタイマー | 機械制御、作動時間約10〜4 秒(途中解除可能) |
| レンズ絞り | 瞬間復元式、絞り込みレバー付 |
| シンクロ接点 | X 接点のみ、1/250 秒以下の低速シャッタースピードでスピードライトに同調 |
| スピードライト調光方式 | TTL 調光: SB-27 / SB-28 などの組み合わせにより可能 TTL 調光補正:カメラ側調光補正ボタンにより -1 段の補正可能 TTL 調光時のフィルム感度連動範囲:ISO 12 〜1000 |
| シンクロターミナル | シンクロターミナル(ISO519)標準装備、外れ防止ネジ付 |
| レディライト | SB-27 、 SB-28 など使用時に充電完了で点灯、フル発光時は点滅警告、また、シャッタースピード 1/500 〜1/4,000 秒にセット時も点滅警告 |
| アクセサリーシュー | シュー(ISO518):シンクロ接点、レディライト信号接点、モニター信号接点、TTL 調光用ストップ信号接点、抜け止めロック穴付 |
| フィルム巻き上げ | 一作動レバー方式、巻き上げ角135度、予備角30度 モータードライブ MD-12 による自動巻き上げ可能 |
| フィルムカウンター | 自動復元順算式(S ...1 〜36 ) |
| フィルム巻き戻し | 巻き戻しボタンおよび巻き戻しクランクによる |
| 裏ぶた | 蝶番式、取りはずし可能、データバック MF-16 との交換可能 |
| 裏ぶた開閉 | 巻き戻しノブ兼用 |
| 多重露出 | 多重露出レバーにより可能 |
| 電源 | 3V CR-1/3N リチウム電池×1 個、1.55V SR44酸化銀電池×2 個 1.5V LR44アルカリ電池×2 個のいずれかを使用 |
| 半押しタイマー | シャッターボタン半押しにて ON 、指を離すと16 秒後自動 OFF 。モータードライブ MD-12 使用時は MD-12 のシャッターボタン半押しにて ON 、指を離すと約66秒後自動 OFF |
| バッテリーチェック | 半押しタイマー16秒間表示にて確認、電池消耗時は露出計指針不作動 |
| 撮影可能フィルム本数(絞り優先オート時) | 3V CR-1/3N リチウム電池:約110本<約60本>、1.55V SR44 酸化銀電池:約120本<約65 本>、1.5V LR44 アルカリ電池:約50本<約10本>、※常温(摂氏20度)時。<>内は低温(摂氏 -10度)時の本数。36枚撮りフィルム、絞り優先オート、シャッタースピード 1/250 秒を使用、半押しを10秒間持続させた後レリーズ、レリーズ後に半押しタイマーが切れるまで放置し、同じ動作を繰り返して実施。 |
| 三脚ネジ穴 | 1/4 (ISO1222) |
| 寸法・質量(約) | 142.5(W)×90 (H)×58 (D)mm ; 570 g(電池込み) |