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私は、神奈川県の西端にある真鶴岬の小さな漁港、福浦の崖上に10年近く住んでいる。真鶴は岬の先端まで直線で約4キロの本当に小さな岬だが、その景観は中々ダイナミックである。この真鶴岬は大昔に、箱根火山の活動によりできた。箱根山からは直線距離で20キロ足らず。その間に、約1500メートルの標高差を一気に滑り、相模湾に落ちている。
身近な風景であることから、季折々の姿を、愛着を持って見つめるようになった。箱根山はブナ、ケヤキ、カシ、ヒメシャラなどの冷温帯林が混在する佇まいが美しい。一方、真鶴岬周辺は暖流の影響を受け、年間を通じ温潤であるから、クス、クロマツ、スダジイなど照葉樹の古木が岬の先端まで黒々と覆ってみごとである。
真鶴岬の森は今、極相(森の成長過程の最後の姿)に達しており、私が住んでからの10年を見ても、随分林内の様子が変わった。その森の変化の様を今後もつぶさに見つめ、素直な気持ちで記録して行きたい。
撮影機材 カメラ:Nikon F5
東京都目黒区生まれ
故入江泰吉氏の撮影助手となる
フリーカメラマンとなり現在に至る
富士フォトサロン(銀座)
(財)池田20世紀美術館主催
京阪百貨店ギャラリーオブアーツ(大阪 守口市)
1985年 グラフィック社
1991年 求龍堂
1996年 求龍堂
1996年 学研
1998年 アドミックス
1999年 学研
1999年 そしえて
2002年 学研
2002年 学研
2002年 東方出版
2003年 学研
2003年 学研
<文中敬称略>
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