産業機器事業部

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2017年9月

ソリューション提案型ビジネスの推進と、最先端技術の追求に取り組みます。

常務執行役員 産業機器事業部長
浜田 智秀

Q:2017年3月期の総括をお聞かせください。

2017年3月期は、国内市場の低迷や欧米で為替の影響を受けたこともあり、前期比で減収減益となりました。これら外部要因の影響もありますが、問題は、三次元測定機や大規模空間非接触測定機「Laser Radar」において、お客様の投資判断から導入に至るまでのプロセスが想定よりも時間を要し、売上計上が先延ばしになってしまったことです。ただし、それらについては、今期に実績として計上できると見込んでいます。

一方、ここ数年でメキシコやインドネシア、タイなどに次々とショールームを開設し、グローバルな拡販体制の構築と認知度の向上に取り組んできました。市場が活性化すれば、タイムリーに販売できる体制は整ったと認識しています。

また、産業機器事業はニコンの中期的な成長エンジンと位置付けられており、そのための「仕込み」は順調に進みました。オンリーワン製品とも言える「非接触・非破壊検査技術」を活用した製品は、従来の検査手法とは異なり、製品を破壊することなく全量検査することが可能です。今後、自動車業界などの品質・安全面に対する意識が高い業界での活用が広がることを期待しており、実際に、日本や欧州の大手自動車メーカーおよび大手部品メーカーで、実用に向けた取り組みがはじまりました。量産段階での正式採用に至るまでには一定の期間が必要なため、今後2、3年はかかりますが、インパクトのある利益貢献が期待できます。

Q:今後の展開についてお聞かせください。

2017年に入ってから市場はプラス成長に推移していますが、市場環境の想定を厳しく見て収益性重視の事業運営を行っています。収益性を重視しながらも、成長事業として売上と利益の拡大を目指すために、最適な体制を構築しながら事業運営していくことが私の使命です。

まず、営業体制を強化したいと考えています。従来、産業機器事業部はニコングループの販売子会社が中心となって営業してきました。しかし、ハードウエア販売中心からソリューション提案型のビジネスに転換しようとしている今、これまでよりももっとお客様のニーズを把握し、何が提案できるのかを考えなくてはいけません。そのために、2017年6月に産業機器事業部内に「営業部」を新設しました。現状の製品でお客様のニーズにどのように応えられるか、積極的な提案を行うとともに、ニーズを満たす将来の製品開発に取り組んでいく考えです。

当事業部には、世界最高レベルの性能を誇る製品や、ユニークな製品が多数あります。収益性を重視しながらも、開発投資を継続し、事業の成長に貢献する製品を生み出していきたいと考えています。そのために、最先端の技術を追求し、それを製品やソリューションに活かしていくことに絶えずチャレンジしていきます。

主要製品

工業用顕微鏡/測定機/X線/CT検査システム/測量機

産業機器事業部