FPD装置事業部

English[別窓で遷移します]

2017年9月

強固な収益構造の構築に取り組むとともに、ディスプレイ分野での新製品探索を積極的に進めます。

常務執行役員 FPD装置事業部長
村松 享幸

Q:2017年3月期の総括をお聞かせください。

2017年3月期は、中国のお客様を中心とした活発な設備投資により、装置の販売台数が、前期の倍となる92台となりました。大幅な需要増に応えるための生産能力の増強と、新製品の量産体制の構築を着実に進めたことにより、お客様にお約束通り納品できました。

短期間で増産体制を整えることができた大きな要因の1つに、調達部門の奮闘を挙げることができます。FPD露光装置の特性上、大型で高精度な特注部品が多く増産は簡単ではないのですが、調達部門は取引先パートナー各社との良好な関係を活かして、柔軟かつ迅速に対応しました。

急激な増産状況下においても、生産、据え付け、および新製品の開発を計画通り実行できたことを、事業の責任者として高く評価しています。

Q:2018年3月期の戦略と構造改革におけるポイントをお聞かせください。

まずは、10.5世代機の確実な納入と立ち上げに注力していきます。装置1台当たりトレーラー数十台分ものユニットと部材を安全に輸送することが最初の関門になります。次に、スマートフォン・タブレット端末用に拡大が期待されるOLED(有機EL)向けの製品展開を加速します。中小型OLEDパネルの高精細化が今後進めば、マルチレンズシステムを搭載するニコン製品の優位性がさらに増すと考えています。

成熟市場であるFPD装置事業においては、新たな利益を生み出すための投資も引き続き重要になります。現在は、お客様の装置とニコンをつなぎ、不具合が起きそうな箇所を事前に予測してお伝えするサービスや、24時間のオンラインサポートなどを提供できる環境の構築に取り組んでいます。お客様と常につながり、関係性を密にすることは、お客様満足の向上につながるとともに、ニーズの把握が容易となり、新たなサービスのヒントを得ることができると考えています。

ニコングループは構造改革実施中であり、規模を追わず利益を追う方針に転換しています。FPD装置事業においては、高付加価値を提供できる製品の開発に取り組むとともに市場動向をしっかりとつかむことで、繁閑があっても継続的に収益を確保できる体制を維持していきます。一方、ディスプレイ産業は中長期的に成長産業であり、FPD装置事業部が貢献できることはたくさんあると見ています。この分野における新技術や新製品の探索と投資を積極的に進め、将来にわたって「ディスプレイ産業の発展を支える事業」であり続ける基礎を固めていきます。

主要製品

FPD露光装置

FPD装置事業部