製品の品質管理

ニコングループは、企業活動を通じて、社会、経済の豊かな発展に貢献していくことを基本姿勢のひとつとしています。
各カンパニーでは、お客様の声に対応するための最適な体制づくりに努めています。

商品・サービスの品質管理

ニコングループでは、「お客様重視」および「品質優先」の考え方で、商品やサービスを提供しています。また、安全性や環境保全、機能、性能、信頼性といった要素を「品質」に含めて日常の生産活動や関連業務を行い、より良い「品質」の商品づくりに努めています。

品質管理のための方針と体制

「ニコンCSR憲章」では、「品質・安全に優れ、かつ社会に有用な製品・サービスの提供」を明言しています。また、この実践のため、品質管理に関する基本規程「品質管理指針(QCD:Quality Control Directive)」を定めています。
これにより、商品の企画から研究開発、製造、販売、アフターサービス、廃棄にいたるまでの全段階において、品質管理を実施するために必要な基本的事項と具体的運用方法を、ニコングループ全体に周知徹底しています。

品質管理会議

品質管理会議は、「企業理念」や「ニコンCSR憲章」を踏まえ、品質管理に関する基本方針および実施に伴う重要事項の審議、決定を行います。また、品質管理制度の充実に努め、制度の効果的運用を図るための見直しをタイムリーに行います。

ISO9001 の認証取得と品質優先の浸透

ニコングループでは、ニコンのすべての事業部門および主要グループ会社において、ISO9001認証を取得しています。また、QCDを基にしたISO9001の品質マニュアルに沿って、業務を行っています。
事業パートナーの皆様についても、ニコングループの「品質優先」の考え方をご理解いただいた上で、品質保証協定書を締結しています。
また、毎年11月の品質月間期間中に開催する講演会に参加していただき、ニコングループの社員とともにスキルアップを図っています。
2011年3月期には、ニコンの大井製作所において三菱自動車工業株式会社から講師をお招きし、電気自動車の開発に関連した講演を行い、約170名が聴講しました。


外部パートナーの皆様も参加した品質講演会

品質管理監査の実施

QCDに基づいた品質管理監査は、経営トップ診断として、品質管理活動の実施状況をグループ会社にいたるまで、順次調査、確認、評価し、業務の品質とそれによってつくりあげられる製品の品質の向上を図るものです。
適切でない状況に対して、是正や改善を指示し、その処置を実施することで、より確実な品質管理活動につなげています。また、重要な内容は経営委員会に報告し、内部統制にも反映しています。
2011年3月期はニコンでは2部門、主要グループ会社では6社で実施しました。

商品安全の確保

ニコングループでは、企画段階からライフサイクル全般にわたって、商品の安全性に配慮しています。
具体的には、国際規格などを基に作成した社内基準「安全設計基本」などに従い設計するとともに、デザインレビューや製造工程での検査などで安全性を確認しています。また、必要に応じて第三者認証機関の認証も取得しています。商品の安全性を確認する商品安全試験室は、欧州の認定試験機関である「TÜV SÜD(テュフズード)社(ドイツ)」の国際基準に基づいた厳格な審査を受けて認証されており、お客様に安全な商品をお届けするための要となっています。
実施した各種試験の結果をまとめた試験報告書を2011年3月期は43通発行しました。
なお、2011年3月期に発生した品質安全上の問題はありませんでした。


製品安全試験

安全性に問題が生じた際の情報開示

製品安全や品質に関わる問題が発生した場合は、お客様への情報開示を速やかに行うとともに、問題の調査、対策を迅速に実施します。

当ウェブサイトでも、製品・サポートページに「製品に関する大切なお知らせ」を設置し、製品の安全性・不具合に関することや、製品を安全に正しく使用していただくための大切なお知らせを掲載しています。
事業部門のウェブサイトでも個々の製品に関する情報を掲載し、お客様に確実に大切なお知らせをお伝えするために当ウェブサイトとの連携を取っています。