トップコミットメント

私たちの役割と責任を再認識し、社会に「新たな価値」の創造を
取締役会長 苅谷 道郎
取締役社長兼社長執行役員 木村 眞琴

このたびの東日本大震災で被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

大震災にあたり、世界中のステークホルダーの皆様からたくさんの励ましとご支援をいただき、深く感謝いたします。仙台ニコンをはじめ東北・関東地方のニコングループの拠点においては大震災の影響を大きく受けましたが、皆様のご支援と社員の頑張りにより、お蔭様ですべての拠点において速やかに稼働を再開することができました。

未曾有の大震災を受け、原発事故に関してはまだまだ予断を許さない状況です。サプライチェーンにおける部材の供給問題や電力不足の問題などに今後対処していかなければなりませんが、どのような状況においても、品質・安全に優れた魅力ある製品・サービスを安定して供給していくことが私たちの第一の責任であると改めて認識しております。これからもグループの全力をあげて対応を進めてまいります。また、今回の大震災での対応を振り返り、BCPの見直しなど、今後起こりうる大災害に対しての危機管理能力を強化します。

さて、ニコングループでは、CSRを企業理念「信頼と創造」を実現していくプロセスそのものと考えており、「CSR重視の経営」を経営の重要な方針のひとつとして掲げています。2007年には国連グローバル・コンパクトに賛同し、「人権」「労働基準」「環境」「腐敗防止」に関する10原則の支持を表明しました。この10原則はニコングループCSR活動の重点活動テーマの中に組み込まれて展開されており、2011年3月期にはe-ラーニングなどを実施しグループ社員への浸透を図りました。

事業面においては、急激な為替の変動もありましたが、販売が拡大し、グループ内の事業機能の強化とプロセス改革を実施した結果、世界同時不況から立ち直ることができました。

2012年3月期のCSRの重点活動テーマは、従来の重点活動テーマを整理・統合し、「CSRの基盤の整備・徹底」「環境経営の拡充・推進」「コンプライアンス活動の展開」「人権・労働慣行の順守と多様な社員の活躍推進」「社会・自然環境との共存(社会貢献活動)」「サプライチェーンのCSR活動推進」としました。環境経営においては、従来から、省エネルギー、省資源を推進してきましたが、今般の大震災による電力不足に対応して、より一層の省エネルギー、省資源を徹底します。

被災地、被災者の皆様への支援活動は既に開始しておりますが、今後も中長期的な視野に立ち、できる限りの支援を続けてまいります。また、グループの特長を活かした社会貢献活動をグローバルに進めていきます。

これからも、ニコングループは企業理念「信頼と創造」のもとに常に新たな価値を提供し続け、社会の持続的な発展に貢献していきます。

2011年6月