事業活動における環境とのかかわり
企業は、地球環境の中で生きるひとつの生命に似ています。商品・サービスを社会に提供して成長を続けながら、その過程において、さまざまな資源・エネルギーを消費し、多様な廃棄物を排出しています。循環型社会の構築が望まれる中、企業も自らの環境負荷を明確に把握し、より高度なエコマネジメントを展開することが急務です。
ニコングループは、廃棄物削減をはじめとする地道な努力を重ねるとともに、環境負荷の極めて少ないエコガラス※の開発に代表されるような、独自の活動にも積極的に取り組んでいます。現在、CO2排出量削減活動と有害化学物質の削減・管理、生物多様性保全への取り組み、そして、土壌汚染対策に注力しています。

- ※エコガラス
ニコンでは、光学機器のレンズ・プリズムなどに使用する光学ガラスにおいて、鉛とヒ素を全く含まない新しいタイプのガラスを開発し、エコガラスと呼んでいる。ニコンではほとんどの製品で、光学系のエコガラス比率を100%としている。
- ※NOx
窒素酸化物。大気汚染や酸性雨などの原因物質のひとつ。
- ※SOx
硫黄酸化物。光化学スモッグや酸性雨などを引き起こす大気汚染原因物質のひとつ。
ニコングループの主な環境負荷(2011年3月期)
| INPUT | ニコン事業所 | 国内グループ 生産会社 |
単位 | |
|---|---|---|---|---|
| エネルギーなど | 電力 | 171,158 | 99,514 | MWh |
| ガス | 6,542 | 2,247 | 千m3 | |
| 重油 | 0 | 971 | kl | |
| 灯油 | 0 | 100 | kl | |
| 水 | 1,578 | 833 | 千m3 | |
| PRTR※指定物質 | 2-アミノエタノール | 1.019 | 0 | トン |
| 塩化第二鉄 | 0 | 4.815 | トン | |
| 六価クロム化合物 | 0 | 2.658 | トン | |
| クロムおよび三価クロム化合物 | 0 | 2.468 | トン | |
| ジクロロペンタフルオロプロパン | 0 | 1.325 | トン | |
| トルエン | 0 | 4.211 | トン | |
| 1-ブロモプロパン | 22.763 | 47.857 | トン | |
| ほう素化合物 | 3.636 | 91.374 | トン | |
| OUTPUT | ニコン事業所 | 国内グループ生産会社 | 単位 | |
|---|---|---|---|---|
| CO2排出 | 電力 | 65,725 | 41,769 | トン-CO2 |
| ガス | 14,368 | 8,807 | トン-CO2 | |
| 重油 | 0 | 2,631 | トン-CO2 | |
| 灯油 | 0 | 250 | トン-CO2 | |
| PRTR指定物質の大気排出 | 2-アミノエタノール | 0 | 0 | トン |
| 塩化第二鉄 | 0 | 0 | トン | |
| 六価クロム化合物 | 0 | 0 | トン | |
| クロムおよび三価クロム化合物 | 0 | 0 | トン | |
| ジクロロペンタフルオロプロパン | 0 | 1.152 | トン | |
| トルエン | 0 | 3.433 | トン | |
| 1-ブロモプロパン | 22.522 | 34.554 | トン | |
| ほう素化合物 | 0.005 | 0.128 | トン | |
| 廃棄物など | 発生量 | 3,490 | 2,752 | トン |
| 循環資源化量 | 3,470 | 2,117 | トン | |
| 最終処分量 | 8 | 610 | トン | |
- 〈対象〉
- ニコン事業所:大井製作所、横浜製作所、相模原製作所、熊谷製作所、水戸製作所
- 国内グループ生産会社:栃木ニコン、栃木ニコンプレシジョン、仙台ニコン、宮城ニコンプレシジョン、黒羽ニコン、光ガラス、ティーエヌアイ工業
- ※エネルギーなどには、ニコン事業所に本社を含む。
- ※PRTR(Pollutant Release and Transfer Register)
人の健康や生態系に有害なおそれがある化学物質について、環境中への排出量を事業者が自ら把握し、行政に報告(年1回)することにより、行政が把握・集計し、公表する仕組み。
