輸送での取り組み

ニコングループは地球温暖化対策として、輸送部門でのCO2排出量の削減が急務であることを認識し、さまざまな取り組みを行っています。

物流におけるCO2排出量削減

ニコンでは、国内グループ生産会社を含めた物流ルート、輸送量およびCO2排出量を把握し、輸送でのCO2削減に取り組んでいます。国内物流において、2011年3月期のCO2排出量は2,240トン-CO2であり、2007年3月期比14%以上削減(売上高原単位)の目標に対し、14.7%削減となり、目標を達成しました。またアジア地域との国際間物流のCO2排出量を把握するため、現状調査を行いました。

モーダルシフトの推進

複合輸送におけるモーダルシフト

仙台ニコンでは、中国の生産拠点Nikon Imaging (China) Co., Ltd.にデジタルカメラのユニット部品を送る輸送手段として、従来は、宮城県から成田まではトラックを、成田から上海までは航空機を利用していました。
コストダウンと環境負荷低減のために改善活動を行い、国内輸送ルートを宮城県から福岡県に変えるとともに、この区間の輸送手段を鉄道に切り替えました。また、福岡から上海への輸送は、環境負荷の小さい船舶に変更しました。このように、複合輸送においてモーダルシフト化を推進することで、コストダウンと環境負荷低減を実現しました。

モーダルシフトの拡大

インストルメンツカンパニーでは、トラック輸送から環境負荷が少ない鉄道輸送へ切り替えるモーダルシフトを行っています。現在、実施可能な納品分より順次切り替えを実施しており、今後も、条件が整ったものより積極的に展開していく予定です。

エコドライブの推進


東京都エコドライビングコンテスト

ニコングループの物流輸送に携わっているニコンビジネスサービスでは、保有する大型貨物車すべてにデジタルタコグラフを搭載しています。走行経路、発着時刻、一般道や高速道での最高速度、急発進・急加速、急ブレーキの回数、休憩時間などをすべて記録・管理し、評価を行うことで、今後のさらなる燃費改善と運転者の安全意識の向上をめざしています。また、ドライバー全員が定期的にエコドライブ講習会を受講しています。2010年10月には、東京都主催で開催された「東京都エコドライビングコンテスト」のプロドライバー部門に2名が参加しました。
入賞にはいたりませんでしたが、エコドライブ技術を総合的に評価するコンテストに出場したことで、普段の運転操作を再確認することができました。
ニコンインステックでは、営業車の運行管理にテレマティクスを利用し、安全運転やエコドライブの推進を図っています。これにより運転者の環境意識が向上しています。

  • テレマティクス

    自動車などの移動体に通信システムを搭載し、燃料消費量などの情報をやりとりするシステム。

アイドリングストップの実施

半導体露光装置などの運搬では、荷室は厳密な温度管理が求められます。従来の車両では、空調機を作動させるため、停車中もエンジンをかけていました。しかし、現在、自社工場敷地内では、外部から電源を取り込み空調を作動させるようにしたため、アイドリングストップが可能となりました。ニコンビジネスサービスでは保有する車両すべてに外部電源システムを導入しています。

低公害車導入の取り組み

ニコン熊谷製作所では、通勤バスに天然ガス車両を3台導入し、CO2排出量の削減に努めています。
また、ニコンビジネスサービスでも、輸送トラックを順次、低燃費車対応の車種に切り替えています。今後は、天然ガス車両を導入していく予定です。