廃棄物等削減の取り組み

ゼロエミッションへの取り組み

ニコングループでは、2009年3月期より、ゼロエミッションの定義にレベル別指標を導入しています。
この定義に基づき、現在までにニコンおよび国内グループ生産会社など(光ガラスを除く)、12事業所がゼロエミッションレベル1を達成しました。
今後国内においては、光ガラスのレベルの向上を目指していきます。海外においてはアジアグループ生産会社のレベルの向上と取り組み拠点の拡大に努めていきます。

ゼロエミッションのレベル別指標
  • レベル1:最終(埋立)処分率1%未満
  • レベル2:最終(埋立)処分率5%未満
  • レベル3:最終(埋立)処分率10%未満
  • レベル4:最終(埋立)処分率20%未満
  • ゼロエミッション

    国連大学が1994年に提唱。産業活動から排出される廃棄物などを、ほかの産業の資源として活用し、社会全体として廃棄物ゼロにするという考え方。

ニコンの取り組み

2011年3月期の廃棄物等排出量は、生産が増加したため、前期比7.4%増加となりましたが、循環資源化率は99.4%、最終(埋立)処分率は0.23%に向上し、ゼロエミッションレベル1の体制を維持しました。
改善活動の事例として、ニコン相模原製作所では、これまで廃棄していたレンズ蒸着処理後の使用済み蒸着試料を、メーカーへ返却し、再使用しています。さらに、廃棄する半導体部品についても買取業者への売却に変更し、循環資源化とコストダウンにつなげています。

国内グループ生産会社の取り組み

国内グループ生産会社(光ガラスを除く)の2011年3月期の廃棄物等排出量は、生産が増加したために、前期比4.4%増加となりました。しかし、循環資源化率は98.4%、最終(埋立)処分率は0.2%に向上し、ゼロエミッションレベル1の体制を維持しました。
また、光ガラス秋田事業所では、埋立処分のガラス廃棄物のうち、エコガラスの一部やレンガ等を路盤材などとしてリサイクルし商品化している廃棄物処理業者に処理委託しました。これにより、コストアップを最小限に抑えながら、再資源化することができ、ゼロエミッションレベル4の体制を構築しました。引き続き、さらなるレベルの向上を目指します。

ガラス・レンガくずのリサイクル(光ガラス秋田事業所)

  • エコガラス

    ニコンでは、光学機器のレンズ・プリズムなどに使用する光学ガラスにおいて、鉛とヒ素を全く含まない新しいタイプのガラスを開発し、エコガラスと呼んでいる。ニコンではほとんどの製品で、光学系のエコガラス比率を100%としている。

アジアグループ生産会社の取り組み

Nikon Imaging (China) Co., Ltd.では、2009年3月期からゼロエミッションに向けた活動を開始しました。初年は、現状の把握と、廃棄物の分類ごとに埋立処分以外の処理方法について検討を行いました。リサイクルなどの対応ができない廃棄物処理業者を、順次切り替えました。その結果、2011年3月期の最終(埋立)処分率は、活動前の18.2%に対して0.67%に激減し、2年連続1%未満を達成しました。廃棄物処理業者の処理プロセス確認を進め、ゼロエミッションレベル1宣言をめざします。現在廃棄物の分別に関する啓発教育も継続的に実施しています。今後は、洗浄工程で排出される廃棄物のリサイクルに取り組みます。
また、Nikon (Thailand) Co., Ltd.では、2010年4月にゼロエミッションチームを立ち上げ、活動を開始しました。牛乳パックを分別したり、表面処理やレンズ加工の排水処理で発生する汚泥をセメント炉で焼却することにより、産業用セメントの材料としてリサイクルしています。努力の結果、2011年3月の最終(埋立)処分率は25%となり、自主目標の25%以下体制構築を達成しました。

廃棄物削減

2011年3月期の有価物を除いた廃棄物の排出量は、ニコンは3,081トン、国内グループ生産会社は863トンでした。ニコンと国内グループ生産会社をあわせて2006年3月期比23%削減を目標としていましたが、汚泥などの増加による影響を受け、8.7%削減となり目標達成にいたりませんでした。内訳はニコンが7.1%増加、国内グループ生産会社が40%削減でした。