人材育成
ニコンでは、人事制度と連動した3つの能力指標「課題展開・遂行力」「コミュニケーション力」「指導育成力」に基づき、研修体系を構築しています。社員が各自でレベルや仕事内容に合わせてスキルアップできるよう、各種教育研修や制度を用意しています。国内グループ会社からもニコンの研修に社員が参加しており、2011年3月期は、階層別研修およびビジネススキル研修を延べ165講座実施し、計3,889名が参加しました。また、技術者研修も延べ176講座開き、計2,663名が参加しました。ニコンの社員1人あたりの研修日数は、1.97日となっています。さらにグループ会社各社では独自の人材育成や研修プログラムを実施しています。
グローバル人材育成
事業環境はグローバル化が進み、海外市場の拡大やイノベーションを促進できるグローバル人材の育成が急務となっているため、ニコンとして、最適な人材育成体系を構築しています。
2011年3月期からは、新興国を対象に「海外留学研修制度」を導入し、第1期生が語学研修に参加しました。第1期生4名のうち1名は研修を終え、既に現地へ赴任し、残り3名は研修など赴任に向けた準備を行っています。
年代別キャリア研修
ニコンでは、社員が自分自身の仕事生活を長期的、客観的に振り返ること、自身の生き方、働き方を戦略的に立てていくことが、社員と会社がともに成長、発展していくために重要なものであると考えています。そのために、年代別のキャリア研修を実施しており、2011年3月期は、30歳キャリア研修を5回実施し(計98名受講)、40、50歳研修をトライアルにて実施しました。今後は、40歳、50歳についても本格的に展開していく予定です。
「国連グローバル・コンパクト」の教育
ニコングループは、国連が提唱する「グローバル・コンパクト」に、2007年より賛同しています。
2011年3月期は、「国連グローバル・コンパクトの10原則」に関する研修を、ニコングループ「全社員」への周知を目標にして実施しました。
海外ニコングループ会社における教育
海外ニコングループの社員に対しては、各社または地域に設置している「コンプライアンス推進者」を通じて、教育を行いました。必要に応じて資料の翻訳を行い、全社員に対して教育を完了することを目標としました。海外ニコングループ連結32社のうち、2011年3月期までに28社が教育を完了、3社が2011年6月末までに完了予定、1社がCSR体制の構築中となっています。
2012年3月期以降は、未実施分について徹底するとともに、新入社員やキャリア入社者に対する教育を行います。

Nikon (Thailand) Co., Ltd.での啓発用展示(2011年2月に開催されたCSR &安全週間にて)
国内ニコングループにおける教育
国内ニコングループにおいては、グループ会社も含めて利用可能なeラーニングシステムを活用し、教育を行いました。2011年3月期は、10原則のうち「人権」に重点を置き、12月の国際人権デーにあわせて実施しました。2011年3月31日時点で、受講対象者数13,435名、修了者数12,281名、修了率は91.4%となりました。未受講者数には、海外への長期出張事例や育児休暇事例、震災により集計未了のグループ会社分を含んでいます。
2012年3月期以降は、未修了者への受講を引き続き促すとともに、新入社員やキャリア入社者へ受講機会を定期的に設けます。
なお、ニコンでは、社員を対象とした「労働時間および育児・介護制度」についてのeラーニングも併せて実施し、ワーク・ライフ・バランスや会社の制度に関する各自の理解と制度利用の促進を図りました。

国内ニコングループ社員に実施したeラーニング画面
