花井 健朗
HANAI, Takeo
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作者による作品紹介
「機関車の走る風景」
幼い頃から機関車が好きだった。僕にとって写真に関する原点はここにあるといって間違いない。中学から高校生時代を送った1970年代前半は日本から蒸気機関車が姿を消す最後の時期とシンクロして、わずか数年間、今の子どもと違ってう遠出の撮影はそうそうできなかったが、限られたチャンスで、辛うじて現役の国鉄型蒸気機関車をフィルムに収めることができた。今にして思えば、たいした写真が残っていないのだが、一人の鉄道愛好家として、それはそれで幸せなことだったと思っている。
蒸気機関車が見られなくなった1976年以降も、鉄道写真の深みにハマっていった。好きなのは電車よりもやっぱり機関車のひく列車。ところが、蒸気機関車を駆逐したはずのディーゼル機関車、電気機関車でさえ、かつての蒸気機関車のように姿を消しつつある。その蒸気機関車が、集客を狙ってあちらこちらで復活して、懐かしい煙を見ることができるようになってきたのはなんとも皮肉な話だが、非日常的な蒸気機関車が再び見られるようになったのとは裏腹に、日常の光景から日常的な機関車の姿が消え続けている現実の方が、どちらかといえば、悲しい。
略歴 花井 健朗 HANAI, Takeo
- 1959年6月23日
愛知県豊橋市生まれ
広告代理店のカメラマンアシスタントをふりだしに、航空写真会社のカメラマンを経てフリーに。陸海空の様々な被写体に特技である空撮の可能性を見い出すべく、常にチャレンジを続けており、創刊間もない「レイルマガジン」誌(ネコ・パブリッシング)に空撮鉄道写真のページ「青空の下レイルは光る」を連載開始。以後、通算100回、10年以上に渡る長期連載となる。また、写真雑誌「月刊・CAPA」(学研)で鉄道写真コーナー(TEKKEN)の初代担当を務め、現在の同誌での人気コーナーとなる礎を築いた。
鉄道以外では、航空機、艦船をはじめ、防衛関係の写真を多数発表しており、防衛庁の広報誌やカレンダーも手がける。
JRPS(日本鉄道写真作家協会)会員
JAAP(日本航空写真家協会)会員
三八クラブ(防衛写真家協会)会員
主な写真展
- 2005年 第13回JAAP/日本航空写家協会写真展「SKY GRAFFITI 2005」
富士フォトサロン(東京ほか)第1回より参加
- 2005年 第15回相鉄ギャラリーJRPS展
相鉄ギャラリー(横浜市)第4回より参加
- 2006年 第5回日本鉄道写真作家協会展
富士フォトサロン(東京・大阪)第2回より参加
主な写真集・著作など
- CD-ROM写真集「青空の下レイルは光る」Vol.1〜3
アロー
- ヤマケイJRブックス「リゾートトレイン」(共著)
山と渓谷社
- 「鉄道1000問ドリル」(共著)
講談社
- 「四季の鉄道カレンダー」
つばさ出版
- 「世界のヘリコプターカレンダー」
つばさ出版
- 「世界の軍艦カレンダー」
航空新聞社
- 三八クラブ写真集「自衛隊94〜95」(共著)
かや書房
- 「海上自衛隊パーフェクトガイド」(共著)
学研
- 「陸上自衛隊パーフェクトガイド」(共著)
学研
- 「陸海空自衛隊制服図鑑」(共著)
並木書房
- <文中敬称略>
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