Nikon Today Vol.76

Cover Story

科学の大陸。

かつて探検家たちが、先を競って目指した南の果ての大陸、南極。領土獲得競争の暗雲が南極条約によって払われてからは、人類共通の財産となりました。今、科学データの宝庫とも言える南極では、最先端の科学技術を駆使した観測や研究が行われており、日本も大きな役割を果たしています。

Person

佐々木洋 プロ・ナチュラリスト

『プロ・ナチュラリスト』それは「自然の面白さ、大切さを多くの人と分かち合い、そのことを通じて自然を守っていこう」という強い決心のもとにつくり上げた、いままで前例のない職業でした。
今回は、国内外での豊富な自然体験を活かし、子どもから大人までより多くの人々が都市の自然に触れ、楽しむための自然観察会や、講演活動などに取り組む、プロ・ナチュラリストの佐々木洋さんにお話を伺いました。

ことばの話

次世代メモリー

モバイル機器やデジタル家電の拡大に伴い、重要な部品であるメモリーの世界にもイノベーションの大きな波が押し寄せています。もっと大容量に、もっとスピーディに、もっと人や環境にやさしく。これからのデジタル機器の進化を担い、私たち身近な生活を彩る次世代メモリーの最新動向について解説しています。

光の情景

四角い太陽。

厳しい寒さの中で、朝日や夕日が四角い形に姿を変えることがあるのをご存知ですか。これは水面や地表付近の大気の温度が、その上にある層より低いときに現れる「上位蜃気楼」と呼ばれるもの。大気の層の温度差で、光が曲がることによって起こる光学現象です。

表紙の言葉

19世紀以降、人間の登場でやや騒がしくなった南極大陸ですが、そのはるか以前からペンギンたちはたくましく生きてきました。中でも内陸部を繁殖地とするコウテイペンギンは、極限の環境に適応して子孫を残すため、雌雄が協働してヒナの面倒をみます。その様子は、"科学の大陸"となった南極での、人と人、国と国とのつながりのあり方を象徴しているようにすら思えてきます。

2011年10月25日掲載