月の形のふしぎ
月は出ない日もあるんだよ

今夜のお月さまはまん丸で、すごく明るいよね、イルカ君。
うん。晴れているからよく見えるね。
でも、このあいだの夜は、晴れてたけど月は見えなかったよ。
二週間ほど前じゃない?
イルカ君、なんで分かったの?
それはね、二週間ほど前は月が出ない日だからだよ。
じゃ、月が出ない日は、月はどこにあるの?

そのときはね、月は昼間(ひるま)に出ているんだよ。ニコまるクンも、昼間に白い月を見たことあるんじゃない?
月はどうして光るのかな?
ところでニコまるクン、月はどうして光っているか知ってる?
えーと、太陽みたいに光を出しているからかな?
ちがうんだ。月は、鏡(かがみ)みたいに、太陽の光をはね返して光っているんだ。
あんなに明るいのに、自分では光ってないの?

そうなんだ。だから、満月(まんげつ)は光が当たっている部分が大きいからすごく明るく見えて、細い月は光が当たっている部分が少ないからあまり明るく見えないんだよ。
月は毎日、形が変わっている
そういえば、月はいろいろな形をしているよね。
満月(まんげつ)とか、三日月(みかづき)とかね。
満月(まんげつ)と三日月(みかづき)は、ずいぶん形がちがうけど、おんなじ月なの?

そう、おんなじだよ。月はボールみたいな形をしているんだ。それで、太陽の光をはね返す部分が毎日少しずつ変わるから、月の形が変わったように見えるんだ。だから、細い月もよーく見ると、丸い形がうすく見えるよ。
ふーん。どうして太陽の光をはね返す部分が変わるの?

月はね、地球のまわりをぐるっと一周(いっしゅう)しているんだよ。だから、月と太陽と地球の位置(いち)によって、光をはね返す部分が変わるんだよ。たとえば、月と太陽が地球をはさんで反対側にあるのが、満月(まんげつ)のときなんだ。
太陽の光が月の広い範囲(はんい)ではね返って見えるから、まん丸に見えるんだね。

そう。でも、地球から見て月と太陽が同じ方向にあると、月がはね返した光が見えないよね。これを新月(しんげつ)というんだよ。二週間前はちょうど新月だったから、晴れていたけど月は見えなかったんだ。

なるほど。中間(ちゅうかん)のときは、月が半分見えるんだね。
白いボールを使って、月の形が変わるのを実験(じっけん)してみることができるよ。
月は、何日ぐらいで地球を一周するの?
月は、何日ぐらいで地球のまわりを一周(いっしゅう)するの?
じつはね、三日月(みかづき)は、新月(しんげつ)から三日目の月という意味なんだよ。満月(まんげつ)を「十五夜(じゅうごや)」というのも、新月から十五日目の夜の月という意味なんだよ。
なるほど、分かりやすいね。

新月(しんげつ)は、約15日間でまん丸になって、また約15日間かけて新月に戻るんだ。
15日と15日だから、約30日間だね。
昔の人は、新月(しんげつ)が満月(まんげつ)になって、また新月にもどるまでの日にちを一ヵ月(いっかげつ)の長さに決めたんだ。
だから、一ヵ月(いっかげつ)はだいたい30日なんだね。
一ヵ月(いっかげつ)のことを「ひと月」というのも、月が一回りするという意味があるんだよ。




